普通の会計事務所はしていることを僕はしていない(自動振替)
こんにちわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。
会計事務所をやってて5年目になりますが、他の事務所がやっていて僕はやっていないことがいくつかあります。
そのうちの一つが「顧問料の自動振替」。
実はまだやっていません。
請求書を送って、振り込んでいただく形をとっています。
なぜかを触れれたらと思います。
1.顧問料の自動振替ってどういうこと?
税理士報酬って、顧問料と決算料からなることが多いと思います。
多くの会計事務所では、最初に自動振替依頼を書いてもらい、毎月○日に引落という形態をとっているんです。
会計事務所からすれば、決まった日に入金処理もできるし、顧問料の滞留リスクも減るというメリットがあります。
一方、顧問先からも、いちいち振込をしなくていい、振込手数料がいらないというメリットがあります。
(メリットも多いやり方とは思います)
2.メリットが多い自動振替を僕がやらない理由
こんなにメリットがあるのはわかっているんです。
別に自動振替の手数料をケチりたいわけでもない。正直、請求書の数も多いから、結構大変。
でも、どうして自動振替をしないんだろう。
①自動振替では、お金をいただくありがたみを感じにくい。
顧問先に請求書を出し、振り込んでいただくという行為をいただく、こうするほうがありがたみがあるんだろうと思っている自分がいます。
②顧問先との接触をもつ機会を意図的にもつ
会計事務所への不満でよく聞くのは「ほっとかれている、全然コンタクトがない」というものです。
僕もものすごくこれ、注意するんですが、油断するとそうなっちゃいそうになります。
請求を出すとなれば、必然的にコンタクト機会がでますし、たかが請求でメールを送っただけで別の疑問をぶつけてくれる顧問先もいらっしゃいます。
③顧問先の微妙な変化を知ることも場合によってはある
資金繰りが厳しそう、何か突発的に忙しそう、何か悩みを抱えてそうなども、顧問料の振込でわかることがあります。
例えば、今まで期限通りに入金してくれてた人が期限が来ても入金がないということであると、何か変化があったのかなあということを発見したこともありました。
また、毎回の入金行動から、顧問先のくせもわかることもできます。
という感じで、ITの活用を普段主張する僕が、すごくアナログなことをしています。
とはいえ、事務業務が回らなくなれば、自動振替をお客様に依頼するかもしれないですね(今は現状維持と思っています)。