パラリンピック閉幕から間もなく4週間が経つというのに、未だ殆どのオリ・パラ競技施設外周の仮囲いが取れていないことが解せない。
想像するに本来は施設準備のために設置されたであろう無機質で、排他的な鉄の壁を前にして、開催前は「さもあり得る」、開催中は「国際大会とは保安上こうなるものか」と自身を納得をさせていたものの、さすがにこの光景を長い期間放ったらかしにするのは、そこで暮らす人間を余りに軽く見すぎているのではないかと、オリンピック委員会なのか、国なのか、都なのか、に対し声を張り上げて訴えたい。
高いところで足がすくむとか、暗い場所に気圧される、的な、冷ややかな遮断物に対する、個人的な性質に起因する過度な拒絶感なのかもしれないと考えなくはないが、今日決まる次のこの国のリーダーが誰になるのかよりも、今僕の心を占拠している事案である。





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