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翠星のガルガンティア

🔴翠星のガルガンティア

『翠星のガルガンティア』(すいせいのガルガンティア)は、Production I.G制作のロボットアニメ作品。

💚スタッフ

◆原作:オケアノス
◆原案:村田和也、虚淵玄
◆監督:村田和也
◆シリーズ構成:虚淵玄
◆キャラクターデザイン:鳴子ハナハル
◆メカニックデザイン:石渡マコト
◆音楽:岩代太郎
◆アニメーション制作:Production I.G
◆製作:翠星のガルガンティア製作委員会
◆放送局:TOKYO MXほか
◆放送期間:2013年4月7日 - 6月30日
◆話数:全13話 + OVA2話

💚概要

陸地のほとんどが水没した未来の地球を舞台に、遥か彼方の星系で戦争に明け暮れていた主人公が乗機のロボットと共に地球を訪れ、ヒロインとの出会いを通じて文化の違いに触れたり人間らしさを取り戻していきながら、やがて世界の真実を知ることとなる物語である。

テレビ放送開始に先駆け、2013年2月から同年3月にかけて第1話と第2話の先行上映イベントが日本各地の映画館にて行われた。また、アニメ コンテンツ エキスポ 2013では、第1話と第2話を収録したBDが無料配布された。

画像投稿サイトpixivとのコラボ企画で、2013年4月26日より5月12日にかけてガルガンティア乗組員のキャラクター原案コンテストを実施。優秀作品は最終話の群集シーン(ベベルが考古学の授業を行っているシーンの生徒たち)に混じって登場した。

2013年10月13日には「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2013」で本作がメカデザイン賞の第3位を、主役ロボのチェインバーがマスコットキャラクター賞の第1位を、チェインバー役の杉田智和が男性声優賞の第1位をそれぞれ受賞している。

2013年10月10日には続編の制作決定が公式サイトで告知され、新作OVAとして『翠星のガルガンティア 〜めぐる航路、遥か〜』が制作されることが発表された。OVAは前後編で構成される。

💚制作

監督には『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』などで知られる村田和也、シリーズ構成には『魔法少女まどか☆マギカ』を手掛けた虚淵玄、キャラクター原案には『かみちゅ!』のコミカライズ版作者である鳴子ハナハルがそれぞれ起用されている。

村田によれば企画は2010年以前から立ち上がっており、彼が同年末に参加した時点で虚淵をメインライターとして、バンダイビジュアル・Production I.G・ニトロプラスの3社で「オリジナルのロボットアニメを作ろう」という企画が動いていた。初期企画の「水の惑星を舞台にしたい」という内容に惹かれた村田が「水の惑星に船が寄り集まった船団があり、人々がそこで暮らしている」というアイディアをイメージスケッチなどで提示したところ企画の面々に気に入られ、虚淵が船団を舞台として企画を再構築した結果「主人公のレドが宇宙から来た少年である」という設定なども加わり現在の形となった。

💚あらすじ

遠い未来、宇宙に進出した人類は「人類銀河同盟」を結成し、宇宙生命体ヒディアーズとの殲滅戦争を続けていた。銀河同盟軍のパイロット「レド少尉」はヒディアーズとの戦闘から撤退する際に母艦のワープに巻き込まれ、人型戦闘機「チェインバー」に搭乗したまま未知の宙域に転送されてしまう。

半年後、レドが目を覚ますと、そこは氷河期の到来によって滅んだはずの地球だった。海水面上昇によって人類は海上生活を営んでおり、チェインバーを海底から引き揚げたのは巨大船団「ガルガンティア」のサルベージ屋ベローズだった。レドは配達人の少女エイミーを人質にとってガルガンティアの乗員たちとにらみ合う。

言葉の通じないレドとチェインバーを警戒していたガルガンティアだったが、チェインバーの人工知能が言葉を通訳できるようになり、レド達が女海賊ラケージを二度にわたって撃退したことで彼らを受け入れる。レドはガルガンティアで働きながら暮らし、エイミーの弟ベベルや修理屋ピニオンと知り合い、エイミーと惹かれあう。兵士として調整されてきたレドははじめて人間らしい生活を知る。一方、母艦とのリンクを失ったチェインバーの人工知能も人知れず変化してゆく。

ある日、ベローズのサルベージを手伝っていたレドは、地球人が神聖視する大型海棲生物クジライカと遭遇する。クジライカの正体は銀河同盟の敵ヒディアーズだった。 レドがクジライカを殺すと、ガルガンティアには動揺が広がる。一方、ピニオンはレド達の力を借りてクジライカが棲みつく海底遺跡をサルベージすることを計画する。まもなく船団長のフェアロックが死去すると、ピニオンや大船主フランジはガルガンティアから離脱する。レドは地球上のヒディアーズを殲滅することが自分の使命と考え、エイミーに別れを告げてガルガンティアを離れる。

海底遺跡へ向かったレドとチェインバーは、クジライカの群れを殲滅し、古代の記録媒体を発見する。そこには氷河期の到来を迎えた人類が、外宇宙への移民を目指す「コンチネンタル・ユニオン」と、ヒトゲノム操作とナノマシンにより極限環境に適応しようとする「イボルバー」に別れて争った記録が残されていた。ここで、ヒディアーズの正体が遺伝子工学によって変異した人類であることが明かされる.....

(中略)

物語は、クジライカと共存しながら古代の遺物を回収する探検家となったレドと、平和が戻ったガルガンティアで彼を迎えるエイミー、そして海底でクジライカの巣礁となったチェインバーの姿を映し、幕を閉じる。

💚主題歌

◆オープニングテーマ

「この世界は僕らを待っていた」

歌:茅原実里
作詞:畑亜貴
作曲・編曲:中土智博。

オープニング曲パートの無い第1話・第13話ではエンディングテーマとして使用。

◆エンディングテーマ

「空とキミのメッセージ」

歌:ChouCho
作詞:こだまさおり
作曲・編曲:矢吹香那。