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5月の日記 7日め

今日から日常再開。

と言いつつ、明日明後日はお休みだったりしますが。そして明日はまた「推し事」に出かけてしまいます。いい言葉ですよね推し事(おしごと)。「お仕事」と違ってお金はすり減っていきますが(わたしのハマり具合なんて微々たるものですが)

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ここで速報(自分的に)

かこさとしさんがお亡くなりになられたとのこと。

たぶん、最初に好きになった作家さん。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」が好きで好きで。今もときどき開いてみますが、ああいうカタログ的にいろんなものをこれでもかと並べてみる面白さは自分の根っこなんだなあと思います。
昔は漢字表記で「加古 里子」さんだったから女の人かと思ってたり。

去年の秋に藤沢で作品展があったんですよね。確かお住まいになられてて。行こうと思ってたのに、そこらへんやたらにバタバタ忙しかったせいで気がついたら終わっていて…今思うと本当に悔やまれます。

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一度、長男がまだ赤ちゃんのときに近所で講演会があって参加しました。

実は当時育児でいっぱいいっぱいになってた時期で、あんまり詳しくは覚えてないのですけど「いまどきの若いお母さんはおっぱいあげるときにも顔を見ないでテレビ見てたり自分の用事しがち、もっと子供と目を合わせて向き合って」みたいなことを言われてちょっと?と思いました(個人的に言われた訳ではないです、そのときの話題の流れの中で…)。
授乳時、って変な話ですけど、唯一気を抜ける瞬間だと思うのですよ。胸だけ預けてればそこに夢中になってくれてる訳で。きっと昔のお母さんも咥えさせてる隙に上の子をかまったりしてたんじゃないかと。そんなことで愛情測られるのは心外だなーと。

…ってそんな亡くなった方に陰口言うみたいなことがしたいんじゃなくて。

あの、ケモノみたいな赤子の母時期じゃなくてもっと余裕持てた時期に会いに行ければよかったな、という、ねじくれた後悔だったりします。それまで憧れていた人に会ったとたんに幻滅してしまう理由が単なるタイミングの問題ならば(そしてそういうことは多々あるような気もする)、いったん忘れてやり直したいような、そういう「仕切り直し」も人生必要だよな、とか、思ったり。

なんか意味不明なこと書いてますねすみません。

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わたしは、その後の人生でもっと絵本と関わるようになり(読み語りのボランティアをやって10年めです)、今も司書という仕事をしている中で改めてかこさとしさんの偉大さを思います。

「ほんはまっていますのぞんでいます」という絵本を、こないだ2月くらいに読みました。当時長男がアルバイトしていた図書館で職員の方に薦められた、と教えてもらって。
これは、日本における図書館のあり方の本質が書かれた本、です。1985年に書かれていて、昨年復刊されたそうです。30年前にこの見識、ってやっぱりすごいなあとしか。

先程訃報を聞いて、この本は絶対手元に置きたいと思って、ネットで注文しました。司書として仕事をしていくにあたってこれは持っていたい本です。

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ここで、今日の最初に書いた文章に戻ります。

明日は(もう明けて今日になってしまいましたが)やっぱりどんなに雨でも出かけよう。会いたい人には会わなきゃ。時間は有限。「次の機会に」と先延ばしに出来るほど、もうわたしは若くないです。

なんてね。自分を正当化。笑。

↑かこさとしさんの本、いま手元にはこれしかなかった…

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