第3話 【映画評】ベネデッタ(2023.4.5記)

【釣果は丸ボウズ】

1.作品データ

監督・脚本;ポール・バーホーベン
出演者;ヴィルジニー・エフィラ、シャーロット・ランプリング、ダフネ・パタキア
公開;2021年(日本公開は2023年)
上映時間;132分
製作国;仏、蘭、ベルギー

2.兎平亀作の意見です

下りのエスカレーターを無理やり登らされているようで、「付き合い切れんよ、ジッサイ」と、2時間11分、ずっと思い続けていました。

キリスト様を信じていないと、感情移入のしようがない映画なんじゃないでしょうか、これ。
「映画の中の奇蹟の描写がギャグみたいに見える」と言う声もあるようですが、あれはですねえ、実話なんですよ、と言う宗教なんですよ。
もう、ついて行けないよ。

「聖と俗」とか「霊と肉」とか、キリスト教的には切実なモチーフが埋め込まれているのは感じ取れましたが、仏教徒の私の目から見れば、「だから、ナニ?」
「キリスト教について、多少の予備知識はあります」程度では、全然追い付かない映画でありました。

剛球にもめげず、積極的に打ちには行った積りなんですが、こうまで見事な空振り三振を食らったのは久しぶりです。

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