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徒然ゲーム紹介:Bloodstainedシリーズ

【祝】Bloodstained: Curse of the Moon 2 発売!


 知る人ぞ知るこのBloodstainedシリーズ、略してブラステ

 先日、Bloodstainedの新作が発売され、無事完走したので新作含めたブラステ全3作品を絡めたゲーム紹介、したいと思います!


▸Bloodstainedとは?

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この無限湧きする感じ、某メトロイドで見たことあるような…?

 Bloodstainedはロックマンゼロシリーズで有名なインティ・クリエイツ制作、悪魔城ドラキュラシリーズで有名なIGA(五十嵐孝司氏)が監修した作品・シリーズです。
 現在全3作品。メインタイトルにもなっている悪魔城ドラキュラX月下の夜想曲を彷彿とさせる、横スクロール探索アクションRPGの『Bloodstained Ritual of the Night』。一応外伝的立ち位置になっている、悪魔城伝説を彷彿とさせる8bit風2D横スクロールアクションゲームの『Bloodstained: Curse of the Moon』、その1と続編となる2です。

 すでに名前を出していますが、作品を出しているのがKONAMIではないですが、ほぼ悪魔城ドラキュラです。KONAMIではないのになぜ?パクリでは!?となるかもしれませんが、監修をされている方が、悪魔城ドラキュラシリーズのTAS動画を見ればお馴染み「IGAAAAAAAAAAA」で有名な五十嵐さんです。月下ではアシスタントディレクターを務め、以降の暁月や蒼月など、多くの悪魔城ドラキュラシリーズのプロデューサーを務めました。まさに探索型ドラキュラシリーズ、所謂『メトロイドヴァニア』の人。
 そのIGAこと五十嵐さんは、実は2014年にKOANAMIを退社。その後、Artplayを馮剛氏と共同創業し、2015年に探索型の悪魔城ドラキュラシリーズのようなメトロイドヴァニアスタイルのゲーム『Bloodstained Ritual of the Night』を制作するため50万USドルを募った。すると募集開始から数時間で資金を調達し、最終的には550万USドルを集めるなど、Kickstarterプラットフォームで最も成功したビデオゲームとも言われています。そして、2019年についにリリースへと至りました。
 お金は集まったものの、制作が難航したためか、その外伝的作品にあたる『Bloodstained: Curse of the Moon』の方が2018年に本作より先に発売されました。なんでやねん!

 IGAがKONAMIから退社したため、『悪魔城ドラキュラ 失われた刻印』以降、悪魔城ドラキュラシリーズは出ないだろうと世の中の変態(悪魔城ユーザーの通称)たちは嘆き悲しんでいましたが、まさかの続編登場に大いに喜んだものです。またIGAAAAAAAAAAAと叫べる日がくるなんて!(誉め言葉

なぜ変態と呼ばれるのか、これを見れば大体伝わる…はず…ホァイ


 それぞれの作品紹介をしていこうと思います!


▸月下の再来『Bloodstained Ritual of the Night』

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 イガヴァニアが帰ってきた。メトロイドヴァニア系統は世界で人気を博し、1つのジャンルとして確立され多くの探索型アクションゲームが生み出されてきました。しかしどうしてもあの俺たちが愛した名作の数々には歯痒くも届かない…そう感じていたユーザーも多いのではないでしょうか。IGA監修のこのゲームはやはり他とは違った。

 本作の主人公はシャードリンカー、ミリアム。18世紀イギリスが舞台。超常的な力で”悪魔の城”が現れ、クリスタルシャードには驚異的な魔法の力が注がれていることが明らかに。ミリアムは過去に錬金術師の呪いによって傷つけられ、体がゆっくりと結晶化されていく。自分自身と、人類を救うために城内にいる召喚者ジーベルを倒さなければならない。数々の武器や装備品と戦利品を集めて、召喚者ジーベルと、地獄から来た彼の手下を倒すことがゲームの目標となっています。

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圧倒的美麗ビジュアルになって帰ってきたイガヴァニア!

 月下の再来!と書きましたが、個人的には蒼魔が主人公の『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』や『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』に近いです。
 主人公ミリアムはシャードリンカー、悪魔たちが持つシャードを取り込み、その力を自由に扱える能力を持っています。蒼魔がドラキュラの生まれ変わりで悪魔たちのソウルを取り込んで使役する力と、由来は違えどほぼやってることは同じです。要は「敵を倒したらその敵の能力を使えるようになる」ということです。

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広いマップを探索しよう!

 ゲームの目的は迷宮のような城内を探索し、城奥深くにいる召喚者ジーベルを倒すことです。しかし、城内には多くのボス・強敵たちが潜み、ミリアムを妨害してきます。また複雑に入り組んだ城内は通常のミリアムでは通れない・行けない場所も数多く存在します。
 ジーベルのもとに辿り着くためには敵を倒してレベルアップ、宝箱から強力な武器や防具の入手、そして敵を倒して能力を手に入れなければいけません。また通れない場所は何かしらのアイテム、能力を駆使する必要があります。手に入れた力を上手く使い、時には頭を柔軟にして広いマップを探索しましょう!

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迫力の演技で圧倒される、通称『ぶっころおばさん』

 また主人公に協力してくれる人々もいます。武具や道具を売ってくれる人、物を錬成・作ってくれる人、主人公に依頼をしてくる人など様々。頼り頼られ、良好な人間関係を築きましょう。
 ただ、全員が全員友好的な訳ではなく、中には主人公に敵意を持って襲ってくる人物も…

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喫茶マウンテンかな?

 食いしん坊ミリアムたん(?)は料理を食べることでパワーアップ!城内で見つけた食べ物(賞味期限大丈夫?)や、魔物の素材などで調理して作った食べ物をどんどん食べて強化しましょう。作った料理はHP回復アイテムとしても使えるので、作れるものはどんどん作っちゃいましょう!料理は世界を救う。。。

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悪魔城ファンもニッコリ仕様も多く健在

 新規の人にも遊びやすい本作ですが、変態たちも喜ぶ仕様がしっかり用意されています!斬月を操作して遊べる斬月モード(ほぼユリウスモード)、バクステキャンセルによる高速移動ができる変態走行、奥義を駆使して空を舞う変態跳躍、これらの仕様を駆使したRTAはまごうことなき変態…

 またステージ構成やアイテム構成や配置がランダムになるランダマイザ―モード、ミリアムに敗れたボスたちを操作して主人公に復讐するボスリベンジモードなど、クリア後も遊べる要素盛り沢山!今後もアップデートがあるみたいなので楽しみです…


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NKT...

 悪魔城愛好家としては、まさに待っていました、おかえり悪魔城と言える名作です。思わずニッコリする演出も多く、ゲーム性もバランスも良いため非常に面白いです。
 アクションが好きな人、RPGが好きな人には間違いなくオススメです。PS4、Swich、Steamなど様々なハードで遊べるのも良い!(Swich版はフリーズ等のバグ?や処理能力の問題であまり評判は良くないと聞くので、できれば他のハードでプレイすることをオススメします。)



▸伝説の再来『Bloodstained: Curse of the Moon』

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 Ritual of the Nightの前に発売された外伝的立ち位置の当作品。コチラは8bit風のステージクリア型のサイドビュー2Dアクションゲームとなっており、ファミコンのようなレトロな雰囲気を楽しむことができます。

 今作の主人公はRitual of the Nightではライバル的な立ち位置だった東洋の剣士、斬月。刀を使った素早い攻撃と様々な道具を使った使いやすいキャラとなっています。
 他にも、ムチを使った某ヴァンパイアハンターのようなヒロインのミリアム、HPや通常攻撃は乏しいがサブウェポンが強力な男版サイファのアルフレッド、蝙蝠に変身することで自由に飛び回れる対空王ジーベルなど、魅力的な仲間が登場します!もちろん仲間にすることもできるし、しないことも…
 このゲームはマルチエンディングになっており、パーティ状況でエンディングが変化します!エンディングによってはEXストーリーも解放されるので、ぜひ探してみましょう!

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「昔の悪魔城ドラキュラって難しいイメージ…」というあなたも安心。

 今作にはベテランモードカジュアルモードがあり、ベテランはダメージ吹っ飛びもあるシビアでスリリングなゲームが楽しめ、カジュアルは吹っ飛びもないので落下死もなく、また残機も気にせず遊べるので初心者でも楽しめる内容となっています。ベテランでクリアしないとトロフィー(実績)が解放されない!ということもないので、完全に好みでできるのもうれしいところ。

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ベテランモードだと被ダメ→落下死のコンボを味わえます

 もう見てて思っている方も多いと思いますが、完全に「悪魔城伝説」です。本当にありがとうございます。ただ悪魔城伝説と違って良いところは仲間キャラの上限がないので、最大4人仲間にして攻略も可能ということです。仲間の取捨選択で悩まなくていいのが良いですね。HPもキャラ固有となっているので、誰かがピンチになったら他のキャラに交代!とすればゴリ押しも可能です。レトロなシビアなゲームに慣れていない人にはうれしい仕様。
 ただ悪い点としては、仲間が戦闘不能になると全滅するまで復活しないということです。誰かがやられる→残機が減るではなく、誰かがやられてもそのフロアから再スタートとなり、全滅すると特定の地点まで戻される仕様となっています。このせいで例えばあるキャラでないと行けない場所がある!しかしそのキャラはすでに戦闘不能になっている!となると自殺を余儀なくされるのがつらいポイントです。もちろん進行不能になることはないので、無視すれば良い話ですが、ショートカットやアイテムの収集などをするためにキャラをひたすら穴に落ちてもらう作業はちょっと心にきます…
 また、悪魔城伝説と違いステージの選択はないです。なので同じステージ決まったステージをクリアしていくことになります。誰を仲間にしたかでエンディングが変わるゲームで周回を推奨しているシステムなのにちょっと残念ポイント。しかしステージ内ではしっかり分岐があるので、〇〇がいれば行けたけど今回はいないのでこのルートでいけない!という新しい発見も多いです。周回の度に新しい発見はあるので、その点は◎


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レトロながら美しい世界観が魅力

 ネタバレになるのであまり奥深くは書けませんが、誰を仲間にしたかで全くエンディングは異なりますし、その後のEXストーリーも非常に面白いです。ベテランとカジュアルモードの選択はもちろん、クリア後はとある秘密モードも解放されるので、そちらも楽しいです。
 またボスラッシュモードもあるので、腕自慢の方はぜひ挑戦しましょう!なかなかの歯ごたえ仕様となっています。


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NKT……

 硬派なレトロゲームですが、初心者にも優しい仕様が用意されているので、アクション好きな万人にはぜひオススメしたいゲームとなっています。ロックマンなどのゲームが好きな人なら間違いなくハマるでしょう!

 キャラや世界観も8bitながら非常に魅力的になっており、またBGMもとても良いです。特に5面の船のステージのBGMは最高にカッコイイ!

 至るところに悪魔城ユーザーをニッコリさせる演出が多いので、それを探すのもまた一興です。悪魔城をやったことがある方、また悪魔城には興味があったけど難しくて手が出せなかった人にオススメの作品です。

 コチラの作品もSteam、PS4、Swichなどで発売中です!



▸もはや、コ〇ミワイワイワールド!?『Bloodstained: Curse of the Moon 2』

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 今月7月に発売された新作、Curse of the Moonの続編にあたる、8bit風レトロ2Dスクロールアクションゲームです。 

 今作は引き続き斬月が主人公を務め、新たに槍を使うエ〇ック・リ〇ードのようなドミニク、飛び道具が豊富で最長のリーチを誇る軍人ロバート、巨体がデメリットだが最大のHP・攻撃力に地形無効などの圧倒的パワーの犬ハチ、その3名が仲間に加わります。また一定の条件を満たすと前作の仲間たちも…?

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 今作は会話・ステージ間の演出を見るにかなり丸くなった斬月を垣間見えることができます。前作は仲間などいらぬ!な孤高のスタイルだったのですが、今作は仲間を大事にする義に厚い斬月となっています。前作をやっているとそのギャップがめちゃくちゃおもしろいです(笑)

 また、前作は仲間を加入するかどうかでルート・ED分岐がありましたが、今回は仲間は基本的には加わります。しかし分岐はしっかりあるので、アイテムの収集などでストーリーが変化します。

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このシルエットは…?

 Curse of the Moon 2は全3部作になる壮大なストーリーとなっており、1部は硬派なレトロゲーム、2部は前作にあったような展開のストーリー、そして3部がまさにお祭り、コナミワイワイワールドのようなゲームとなっています。
 ネタバレになるので多くは語れませんが、3部は絶対賛否両論ありそうです。自分は好きでしたけどね!しかしワイワイワールドが好きだった人は間違いなくうれしい演出が盛り沢山です。爆笑間違いなし。


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NKT………

 今作の良かった変更点は、ボス戦のHPが表示されるようになり戦いやすくなった点。地味にありがたい仕様となっています。

 他は、ほぼほぼ前作のシステムと踏襲しており、Curse of the Moonが面白かった人は楽しめる内容となっています。
 難易度もカジュアルとベテランが用意されており、カジュアルだと全然簡単だったステージ・ボスがベテランだと鬼畜仕様になっていること多数ありなので、腕に自信のある方もぜひ挑戦してみてください!
 また今回も多数のお遊びモードが用意されているので、クリア後もたくさん遊べるようになっているのもうれしいところ。

 ラストのまるでコナミワイワイワールドのような演出にはコナミファンにはたまらない作品です!ネタバレになるので、多くは書けませんが、もうほんとコナミワイワイワールドです!!!(感謝感激)

 コナミワイワイワールドのリメイク頼みます………




今回はここまで


▸最後に

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 いかがでしたでしょうか?

 ブラステシリーズはCMや店頭で見かけることが少ない(というよりない?)ので知名度が低めのマイナー作品です。しかし、IGA氏が手がけたまさに悪魔城シリーズなので、ファンの評価は高い作品となっています。

 アクションゲームが大好き!歯ごたえのあるゲームがしたい!昔ながらのゲームを楽しみたい!そんな人にはぜひオススメしたい作品です。またストーリーはRitual of the NightとCurse of the Moonでは登場人物が同じものの内容が別々になっているので(時間軸、世界線が違う?)、どちらか片方だけでも楽しめる内容となっています。

 ぜひ興味を持った方はやってみてください!

 そしてみんなも叫びましょう!!!

 IGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA





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