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廃校水族館

高知県室戸市にある今話題の廃校水族館をご存知だろうか?
この水族館はその名の通り、廃校になった小学校を内装して水族館にしてしまったのだ。プールにはサメやウミガメが泳ぎ、跳び箱の中は水槽にして金魚が泳いでいる。 

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室戸市では過疎化が進み、16校あった小学校のうち10校が廃校になってしまった。この小学校もそのうちの一つである。この状況をなんとかしようとウミガメが大好きな市長が廃校水族館を提案し、観光客を増やす振興計画を提案したのだ。とにかく低予算で作らなければならなかったため、かなりの試行錯誤をした。なんと、小学校で使われてた椅子などを使用し、インテリア代を0円に抑えたのだ。また、廃校水族館にいる生き物たちも無料で集めている。これは、地元の漁師たちが協力してくれたおかげである。商品として釣った魚も廃校水族館に寄付しているのだ。
廃校水族館はオープンすると、1年余りで室戸市の人口の10倍をゆうに超える20万人を来館させたのだ。小さな町に奇跡を起こさせた水族館であった。

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