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2021年を振り返って

 今年は12月になっても、例年に比べて暖かい日が続いていたので、(ひょっとすると年末が来ないんじゃないか?)と思っていたけれど、大寒波が来て一気に寒くなったと思ったらあっという間に年の瀬が来た。そりゃ来るわな。


 いざ2021年を振り返ってみようと思っても、何を書いたらいいのか、どうやって書くんだったか分からなくなってしまった。


 そこで、去年も同じような記事を書いたので何を書いたのか読み返してみた。


 う~ん、具体性が少なくてあんまよく分からん。笑



 そもそも2021年前半の記憶が乏しい。


 復職したのは4月なので、約1/4年仕事していない期間があったはずなのだけれど、その期間に何をやっていたのか、てんで覚えていない。


 しんどかった時の記憶を脳が消し去ってくれているのかもしれない。それはまあそれでありがたいのだけれど、振り返るときには厄介である。


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 ということで、今回は自分のことというより、世間で起こったことを見ながら一年を振り返りたい。


 毎月末にその一か月に起こったことをまとめている”神アカウント”があったので、それを基に1月から順を追って見ていく。


  今年の1月にはまだトランプが大統領だったのか、、、clubhouseはやたらにみんなやっていたけれど、今はほとんど巷で聞かなくなってしまった。

 流行り廃りのスピードは恐ろしい。ブームは1年も持たない。


 ワクチン接種がはじまったのは2月のことで、当時は全然供給が進まないとヤキモキしていたけれど、振り返ってみると、必要な人にはきちんと回るようになったなぁ、という感じ。

 3回目の接種も滞りなく行われてほしい。


 シ ン ・ エ ヴ ァ ン ゲ リ オ ン 公 開

 今年で何が個人的に大きかったかと言われると、これに尽きる。

 2021年といえば人類がエヴァの呪縛から解放された年。

 歴史の教科書に載る日もそう遠くない、かもしれない。


 連載で追いかけていた『進撃の巨人』が終了したことも個人的に大きな出来事だったと言える。

 毎月9日に最新話が更新される度に身が焼かれるような、苦しい展開ばかりだったけれど、素晴らしい終わりを迎えてくれた。

 来年はアニメも最終章の第二クールが始まるとあって、その盛り上がりに再度注目したい。


 5月辺りから五輪の色がかなり熱を帯びてくる。

 芸能界では吉報もあれば訃報もあり、まさに悲喜こもごもといったタイムラインだったように思う。


 今年の流行語大賞「リアル二刀流/ショータイム」は皆が認める今年一番の明るい話題だったと言えると思う。

 世界の常識を自分と同世代の日本人が変えた。

 「スポーツで日本を元気に」的な標語はあまり好きではないけれど、多くの国民が大リーグ速報に注目していた。

 あれは一種のお祭りのような感覚だったように思う。

 来年の活躍も期待したい。


 7月。ついに史上初の無観客開催で東京オリンピックが開幕した。

 直前のドタバタ劇も史上稀に見る醜悪っぷりだった。

 日本の古い組織体質や構造、クリエイターの創造性を蔑ろにする既得権益や利権など、汚い部分もすべて含めて後世に語り継がれてほしい。

「おじいちゃんはなんでにっぽんでのオリンピックにはんたいなの?」とか孫に言われそう。


 自分がワクチンをようやく接種できたのは8月だった。そのワクチンがまさか異物混入のやり玉にあがるとは何ともツイてない。

 五輪も終わり、ワクチンも市場に回り出しつつあったが、この月、新規感染者は右肩上がりに増え続けていたような印象がある。

 五輪が無ければ救われた命もあっただろう、と思うと居た堪れない気持ちになる。


 オリパラが終わり、衆院選に向けて政治の色が濃くなっていく。菅さんが任期を満了して岸田政権が発足した。


 10月、選挙の話題で持ちきりの中きらりと光るのはオリックスの優勝。

 阪神ファンの父は「日本シリーズで関西ダービーが見れる最後のチャンスやったかもしれないのに。。。くそう。。。」と嘆いていた。後半失速した阪神が悪い。


 京王線の事件は大きな衝撃を与えるとともに、模倣犯を生み出し、この11月からの二か月間でテロリズムに近い何かが都市部を中心に頻発した。

 どす黒い何かが列島を渦巻いている一方で、その事件の加害者たちを「よく分からないモノ」と忌避するのではなく、社会のどういうところに”ひずみ”があり、どうやれば救われたのかに焦点を当てるようにしなければ、悲劇は繰り返される。


 芸能人の結婚ラッシュで幕を閉じた12月。明るいニュースには心からの祝福を、同時に悲しいニュースには哀悼の祈りを捧げたい。


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 4月に復職は果たしたものの、自分の心と身体と相談しながら「頑張らない」をモットーに過ごした2021年。


 アフターコロナの考え方と同じで、「休職前の自分に戻る」のではなく、「休職を経験して違う視点を得た自分になる」ことが意識できているように思う。


 それは職場だけでなく、普段の生活においても言えることで、色んな人に支えられて、時には自分も誰かの支えになって、少しずつ少しずつ実現できるようになってきた。


 「良い一年だった!!」と手放しには喜べないけれど、まあそんなに悪くない一年だったんじゃないかなと思う。


 周囲への感謝を忘れずに、来年もまた実りある一年にしたい。


 今年も皆さんありがとうございました。


 よいお年をお迎えください。

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