風のクロノア2から考える忘れてはいけない感情と向き合うということ
はい。こんにちは。ちゃんこです。
ゲーム実況チャンネル、ゲーミングちゃんこにて実況しました「風のクロノア2」というゲームに関しての感想をつらつらかいていきます。
まず、「風のクロノア2」というゲームは
この作品はナンバリングの二つ目となってますが、前作からの直接的な繋がりはなく、世界観として引き継がれてるという感じ方で間違いないと思います。
今回は1ではなく、ストーリーの密度が濃いと感じた2のストーリーを中心に感想を書きます。ラストなど、重要なネタバレがあるので未プレイの方はお気をつけてください。
本作品の冒頭は「泪の海」から始まります。
泪から始まった旅は「安らぎ」「喜び」「怒り」「まどい」の4つの国を巡り、そして最後にはその泪の海の底に行き「哀しみの国」へ向かいます。
国を巡る冒険は、クロノアたちは空賊であるレオリナと競いながら、鐘を鳴らしてそれぞれの国のエレメントを集め世界を救おうとするのが目的です。
その冒険の途中で、プレイヤーはロロやレオリナの感情、そして心の変化や成長を間近で見ます。
ここからは私なりの解釈になりますが、鐘を鳴らす、という行為はそれぞれの感情を認め、自分のものとして確立させるいうことのメタファーなのではないかと思います。
ロロは「安らぎ」「喜び」「まどい」を認め、
レオリナは「怒り」を認め、
そして2人で「哀しみ」を認めました。
恐らくそれぞれが抱えている感情、向き合わなければいけない感情なのではないかと推測します。
さて、今回の大きなテーマは「忘れていい感情など無い」というだと私は考えます。
哀しみの王は自分自身をいらない存在だと言い、更にクロノアに対して「哀しみを潰しに来た」と言います。これは今作のサブタイトルである「世界が望んだ忘れ物」に繋がります。
もし、この「世界」というのがある人物の精神世界を表すのであれば、クロノアという存在を通してその人自身が作り出した哀しみと向き合うことが隠された物語なのではないかな、と思います。
悲しみの感情を塞ぎこまれ、苦しい状態になった哀しみの王。私も哀しみを塞ぎ込む経験をしてきたので、その辛さや苦しさは痛いほど分かります。
恐らくロロやレオリナも辛い悲しみと向き合うことが出来ず、苦しんだのだと思います。
しかし、クロノアと出会い、冒険や戦いを通して鐘を鳴らすことで多くの感情と向き合い、自分として確立していったのではないでしょうか。
苦しさの先にあるのは自分の更なる成長だと思います。その苦しみや哀しみと向き合うことで、今後いかなる困難が待ち受けていようと乗り越える力があると思います。
哀しみの気持ちは辛い感情ですが、決して無くしてはいけないものだし、寧ろ自分を強くさせる大事な感情だと私は思います。
だから、私もこれから訪れるであろう哀しみには目を背けず、向き合っていこうと思いました。
正直横スクロールのゲームでこんな深いテーマに出会えるとは思いませんでした。
私が話した感想は本当にごく一部で、ステージの雰囲気を見たり、BGMを聞いたりすると前作との繋がりやキャラクターの考察ができる作品です。
他にも収集要素などストーリー以外でもやり込み要素が高い作品です。少々難しい作品ではありますが、難易度調整も出来るので気になった方はぜひ遊んでみてください!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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是非遊びに来てください!
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