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[雑記]ギャルゲーについて語りたい①ギャルゲーってなに?

いつもポケモンの記事ばかり書いてますが、今回は脈絡もなく「ギャルゲー」の記事です。
色々な人にギャルゲーについて知ってもらいたいのと、僕自身今までのゲームプレイやネットに転がる意見を見て得た知識で書いていて、この認識があってるか不安な部分もあるので色々指摘や意見を貰いたいです。

●ギャルゲーとは?

単語自体は聞いたことある方もいると思いますが、一般的に想像するのは恋愛シミュレーション、恋愛アドベンチャー等のいわゆる美少女ゲームのことだと思います。
具体的にゲームタイトルを上げると「ときめきメモリアル」(以降「ときメモ」)、「メモリーズオフ」(以降「メモオフ」)なんかは有名ですよね。ちなみにそれぞれジャンルは、ときメモ→シミュレーション、メモオフ→アドベンチャーとなっています。
でもこれらはあくまでもゲームジャンルです。じゃあギャルゲーってなんなのでしょうか。

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初代ときメモ

困ったときはWikipedia。
wikipediaにはこうあります。

魅力的な女性が登場する(もしくはプレイヤーキャラとして操作できる)を売りにしたゲーム

つまりギャルゲーはゲームのジャンルではなく、女性キャラクター(美少女)を売りにした全てのゲームということになります。ギャルゲーはゲームジャンルではありません。ジャンル問わず全てのゲームです。例えばリズムゲームなら「初音ミク Project DIVA シリーズ」、格闘ゲームなら「アルカナハート シリーズ」など。
なので極端な話をするとプレイする人がピーチ姫を魅力的だと感じれば、「スーパーマリオブラザーズ」でさえギャルゲーと言えるのかもしれません。(販売側がピーチ姫を魅力的な女性キャラクターとして販売していたかと言われると違うとは思いますが…)

もうひとつ極端な例を出すと、ポケモンでも今や様々な女性キャラクターがいます。もちろんポケモンをギャルゲーとして販売しているとは思えませんが、少なからずその魅力的なキャラクターをゲームの魅力の一部として販売していると思いますし、このキャラクターに惹かれて購入をした人、若しくは買うバージョンを決めた人(ポケモンソード・シールドではバージョンによってストーリーで出会うキャラクターが一部ことなるため。)がいると思います。こうなると広義でギャルゲーと言っても差し支えないですね。

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ポケモン ソードバージョンのみで登場するキャラクター

●エロゲー、美少女ゲームとは何が違うの?

ギャルゲーに似たような意味合いで「エロゲー」、「美少女ゲーム」という単語も存在します。これらも実際にはギャルゲーと意味が異なってきます。

「エロゲー」(≒アダルトゲーム)とは、「性的表現」が含まれるゲームのことを指します。ギャルゲーとの違いはこれだけです。つまりギャルゲーと本質(魅力的な女性キャラクターが登場するとこを売りとしているという部分)は同じで、物語の中の愛情表現等で性的表現を描写しているかどうかが異なるだけです。

もうひとつの「美少女ゲーム」とは、これらのゲームの総称ということになります。文字通り「美少女」を売りとしているゲーム全てです。つまり、「ギャルゲー」や「エロゲー」は「美少女ゲーム」の中の細分化されたひとつのグループということになります。

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↑これはカオスチャイルドのファンディスク『CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!! 』(ギャルゲー)のスクリーンショット
(これくらいなら許されるらしい。)

●コンシューマーゲームへの移植にともなって性的表現が無くなったエロゲーの扱い

何言ってるかわからないと思いますが。

まず、「コンシューマーゲーム」について説明します。これは「PlayStation 4」、「Nintendo Switch」等のいわゆる「家庭用ゲーム機」のことを指します。これらのゲーム機ではCEROにより過激な表現を含むゲームソフトの販売が規制されています。

次に「移植」です。ゲームソフトにおいて移植とは、別の機種で発売されていたゲームソフトを別の機種で作りなおして販売することを意味します。

察しの良い方ならこれで大体わかるかと思いますが、見出しの「コンシューマーゲームへの移植にともなって性的表現が無くなったエロゲー」とは、元々家庭用ゲーム機以外で発売されていたエロゲーを家庭用ゲーム機に移植する場合、単に内容をそのまま移植してはCEROに性的表現の観点から発売を許可されません。つまりこのCEROを突破して家庭用ゲーム機に移植するためには性的表現を除いた内容にしなくてはならないのです。
しかし、これでは性的表現が無いのにエロゲーとは言えません。つまりこの場合コンシューマーゲームとして生まれ変わった「エロゲー」は「ギャルゲー」へと進化するのです!

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移植されたゲームの一例 『&’ - 空の向こうで咲きますように』

実際こういった移植によって家庭用ゲーム機で発売されたゲームは山ほどあります。有名なところだと「ToHeart」なんかは聞いたことがあるのではないでしょうか。このゲームは元々PC専用のアダルトゲームとして発売され、その後PlayStationにて移植されました。また、これはかなりイレギュラーな例ですが「ToHeart」は人気の高さから「ToHeart 2」という2作品目のソフトを発売するに至ったのですが、発売は初代とは異なり、家庭用ゲーム機である「PlayStation 2」で発売されました。その後アダルトゲームとしての「ToHeart 2」を期待する声が高まり、なんと家庭用ゲーム機からPCへの移植(性的表現有り)されたゲームなのです。またその後、再度家庭用ゲーム機である「PlayStation 3」へ移植される(追加キャラクター有り)というかなり珍しいエピソードを持つゲームとなりました。

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↑PlayStation版メモオフ(左)とToHeart(右)

●キャラゲーってなに?

これもまたギャルゲーとは違う意味を持つ単語です。
「キャラゲー」とは、アニメ等のゲーム化によって生まれたゲームになります。基本的にはラブコメのifストーリーなどをメインとして販売されるゲームであることが多いため、ギャルゲーと似たような表現になることがあります。ただし、「キャラゲー」は必ずしも美少女ゲームとして発売されるものではありません。もちろん美少女アニメのゲーム化は高い確率でギャルゲーとして扱われるわけですが、あくまでもアニメの内容によります。「ドラえもんのゲーム化がギャルゲー」なんて普通は言わないですからね。そういうことです。あくまでも部分的にギャルゲーになることがあるゲームもあるのが「キャラゲー」となります。

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キャラゲーの一例として NEW GAME! -THE CHALLENGE STAGE!のスクリーンショット

●まとめ

長々と書きましたが、つまりギャルゲーは「性的表現のない美少女キャラクターを売りとしたゲーム全般で、その定義はかなり曖昧なため、プレイする人によってギャルゲーとして扱うかが決定される。」ということになります。極論、僕がゲームの女性キャラクターを魅力的だと思ったらそれはギャルゲーなんです。

●おまけ

表現が曖昧という意味では似たような言葉に「クソゲー」という言葉も存在しますが、これも結局はプレイした人の感じ方によって評価が別れるものです。

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Steins;Gate 線形拘束のフェノグラムのスクリーンショット

●おわりに

見てくださってありがとうございます。終始単語の説明とちょっとしたゲームの歴史の話だけで終わってしまいました。
色々と頭の整理ができて書いてた本人は楽しかったです。もちろん語りたいのは本来こういうところじゃなくてゲーム個々の話やギャルゲーの魅力についてなのですが、ギャルゲーに興味のない方がそもそも何も知らないものに興味なんて出ないよな と思って書いたらこんな内容になってました。
いつ更新するかわからないし、そもそも続きを書くのかは未定ですが、また書けたら良いなと思ってナンバリングを①としておきます。

説明が間違ってるとか、こんな例もあるよとか何でも良いのでコメントくれたら嬉しいです。

おわり。(o・~・o)

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