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GC自動化ver2アップデート

どうも,ゲーム好きの和菓子です.
GC自動化に関するパッチノート的なあれなので手短に.

GC-RJ45ケーブルでよりスマートに

ある日,フォロワーがこんなケーブルを発見したのが始まりでした.

これは所謂アケコン変換基板用のケーブルで,変換基板のRJ45端子に接続して使用する物です.
しかし,ピンアサインさえわかればかなり強度の高いGC自動化用のケーブルになるのでは?と思い立ち早速注文しました.
そしてRJ45をブレッドボードに配線するためのモジュールも必要ですが,これは秋月で見つけることができました.

ピンアサインに関しては,twitterで検索するとすぐに見つかりました.
RJ45は8ピンですが,このケーブルに関しては3ピン配線されているようです.
(画像は秋月の商品ページより拝借)

※2022/3/30 追記
記事公開時のピンアサインに間違いがありました(8番は5Vではなく3.3Vでした),必ずテスター等でピンアサインを確認してから配線してください.

左から8~1ピン

7番ピン DATA線
8番ピン 3.3V
1番ピン GND

ピンアサインさえわかれば,もう怖いものはありません.
DATA線とGNDをArduinoに配線します.
(画像のArduino側のピンはWHALEの場合の例です)
(2022/5/27追記:GCを傷つけないため,DATA線とArduinoの間にロジックレベル変換モジュールを追加する事を推奨します。)

RJ45ジャックのデザインが違いますが、イメージとしてはこんな感じ

動作確認をしてみたところ,無事にゲームキューブを動かすことができました.

GC自動化ver2最小要件セット

という事で,はんだ付けができる人であれば約1300円でスマートなGC自動化環境を制作できる事がわかりました.
GC-RJ45のケーブルはいつ売り切れるかわからないので,興味のある方はお早めに.

ESP32で時代はワイヤレス!?

長年(?)取り組んでいたプロジェクトがついに形になりました.
Arduinoの代わりに,ESP32をGC自動化に使用できるようになりました.

使いかたはArduino IDEにarduino-esp32とESP32Servoをインストール(方法は記事が沢山あるので検索してね)した後,上記リポジトリからソースを落とし,
IDEのライブラリのディレクトリ(デフォルトだとドキュメント以下)に「Bowhead」フォルダをコピーします.

あとは,大文字の「BOWHEAD」フォルダ内にある.inoファイルを書き込むだけです.
コンパイルの際の注意点として,ESP32のコア設定を画像のように設定しておきましょう.(後述するBluetooth Serialを使用した際に接続が切れるのを防止するためです)

ArduinoはCore 1に,EventsはCore 0に設定します

書き込めたら,USBかBluetoothでESP32に接続しましょう.
Bluetoothでの接続方法は,ここに書かれています.(デバイス名は「Bowhead」です.)

接続できたら,DOL Macro ControllerかORCAで動作確認し,問題なく動けば成功です.
そういえば言い忘れていましたが,ESP32はArduinoよりもクロックが高いため,GCコン接続タップでも動作するかもしれません.(私は持ってないので未検証ですが…)
ともあれ,これでワイヤレスGC自動化を実現することができました.

まとめ

今回は,ケーブルとESP32に関するアップデートでした.
これがGC自動化に今から挑戦する人や,既に持っている人の助けになれば嬉しいです.
それでは.

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