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Cyberpunk2077 ふんわりあらすじプレイ日記13 星エンド

https://note.com/gamesaburou/n/nb376224d8d77今回もネタバレ全開、そしてふんわり。もうクリア済みだがプレイ時を振り返っていく。

星ルートへ

今回は、取得トロフィーの名称から「星ルート」と呼ばれる終盤の展開と「星エンド」について。パナムに協力を仰ぐルートなので実質パナムルート。ロマンスキャラ4人のうち、ラストバトルで共闘できるのはパナムだけだから特別感が強い。全エンドの中でも一番後味が良いように思った。

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アラサカタワーに突撃したいと夜に電話で言われて速攻迎えに来るパナム。ローグといいフットワークが軽すぎる。メインジョブ「WE GOTTA LIVE TOGETHER/ともに生きよう」開始。もうジョブ名の時点で未来が明るい。

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アルデカルドスの営巣地へ向かう中、車中で意識を失うV。目覚めたらミッチが寝顔を見つめていた。恥ずかしい。

アルデカルドスはアラサカタワー突入を手伝ってくれることになった。オルトの協力も仰ぎたいため、サイバー空間へアクセスすることに。星ルートでは、この地域のフィクサーであるダコタという人物がアクセスの手伝いをしてくれる。いつもは離れた場所にいるダコタが、ここでは営巣地内に出現してくれることになっているのだが、バグ発生。ダコタが出現しない。

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マーカーはダコタが3km先にいると示す。しかし2.5kmほどの地点で「ここから先には進めませんよ」的なメッセージが出てダコタに会いに行けない。詰んだ/(^o^)\

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少し前からロードし直したらダコタが出てきてくれた。バグの時は3km離れていたが、正常時は20メートル程度のすぐそばにいた。しばらくダコタに会おうと試行錯誤していたから、やっと出会えたダコタが愛おしい。しゅきぃ……。

サイバー世界にて、オルトはジョニーではなくVが会いに来たことに不満げであったが、協力してもらう手筈は整った。太陽では飛行船から飛び降りる形で侵入したが、星では地下から侵入する。タワーから数キロ離れたリニア工事現場を強襲し、協力な掘削機を奪いタワー地下階へ直通させるという計画。アラサカの人以外にも迷惑をかけ恨みを買いそうな手段である。

リーダーのソウルを助けたことがあり他にも色々協力したとはいえ、こんなリスキーなことにアルデカルドスが手を貸してくれるのは、旨味もあるため。アラサカの最先端技術をついでにかっぱらいたいという。アルデカルドスは全盛期より縮小しているが、再興できるかもしれない。

Vはソウルが協力してくれることについて、クラン内で権威の衰えているソウルが権力争いに勝利する口実にしたいだけだと疑っているようだが、ソウルはめちゃくちゃ義理堅いだけのいい奴なんじゃないかと個人的には思う。ソウルの吹替音声は見た目のわりに若く、そして真面目そうな声で、特に裏表なさそうに聞こえる。

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共に行動するにあたり、Vは正式にアルデカルドスの一員に迎えられた。この下りにはノーマッド特有の選択肢が複数出てきて、出生ノーマッドにしていると胸熱。ノーマッドVは生まれ育ったクランが崩壊し、クランのワッペンを剥がすところから話が始まる。失ったところからはじまり、佳境にてもう一度得る、ノーマッド出生+星は物語としてきれいだ。

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アルデカルドス専用ジャケット。

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市松模様の旗がアルデカルドスのシンボルマークの一つのようで車などにも描かれている。鬼滅の刃を連想してしまうプレイヤーが日本には多そうだ。

星パナム.mp4_000003900

決行前にパナムと二人で話し合う。ルート分岐前にパナムに電話をかけていた場合は、ここでパナムを抱きしめてちょっといちゃいちゃする。はじめて星エンドを迎えた時は何故か誰にも電話をかけていなかった。パナムは、電話をかけていなくても、それどころか同性でロマンス関係に至っていなかったとしてもVのために命かけて協力してくれる。ありがたい。でもやっぱりロマンスした上で星ルート行ったほうが専用の会話が付け足されて美味しい。

アラサカタワー襲撃で仲間が死ぬことは避けられないだろうとパナムは予測しており、そのことを不安がっている。老獪なローグの時は3人で襲撃して1人が失われたが、今回はリニア工事現場へ向かうまでは集団行動で、失うものも増える。

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以前のパナムイベントで入手したバジリスクに乗ってリニア工事現場へ。メインジョブ「FORWARD TO DEATH/死への前進」開始。リニア工事をしているのは公共事業系の会社ナイト・コーポだが、警備のミリテク部隊が配置されており派手なバトルが繰り広げられる。そもそもバジリスクってミリテクから奪ったものだった。ミリテクも色々と黒い企業ではあるが、今回は特にミリテクになにか恨みがあるわけでもないのに大量殺人してしまって申し訳ない。企業アンチのパナムはノリノリである。周囲に車に乗ったアルデカルドスメンバーが走っているのでフレンドリーファイアしないか恐れながら戦っていたが、このゲームはNPCにフレンドリーファイアすることはない仕様なので杞憂だった。

バジリスクが横転するバグ.mp4_000001250

バジリスクの調子が悪くなったので一旦降りて生身で戦い、調整が終わったら再び乗り込む。この際、一度目の星ルートでは特に問題なかったが、何回目かの星ルートではパンツァーが吹っ飛んで変なところに挟まり乗り込めなくなるというバグが発生した。

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アラサカタワーに直結するための掘削機まで辿り着く。メインジョブ「BELLY OF THE BEAST/野獣のはらわた」開始。ここまでにアルデカルドスのメンバーが何人か死亡。正直あまり絡みがなく思い入れはなかったりするが、Vの延命のために犠牲となったわけである。更に数名が現在ミリテクに包囲され、放っておけば死ぬ状態になってしまっている。ミッチは仲間を助けるため、一人でバジリスクを操縦して引き返すと言う。バジリスクは脳に直結して意思で操る戦闘機だが、大きすぎる負荷を二人のパイロットが分担しており、一人で操縦すれば脳が焼け焦げて死ぬ恐れがある。それでもミッチは一人でバジリスクに乗り込み去っていってしまい、アラサカタワーへはVとパナムとソウルの3人で乗り込むことに。

選択肢は出るものの、どれを選んでもミッチを引き止めることは出来ない。ミッチがいきなりかっこよくなってしまう。これはギリギリ仲間は助けられるがミッチは死んじゃうパターンだ……と思った。

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順調に進んでいき、恒例のアダム・スマッシャー戦。太陽や悪魔のようにジャングルを歩いたりはせず、タワーに着いてからの道程は比較的短いように思う。着くまでにミリテク相手にあれこれあったし。

太陽では、シャッターをこじ開けようとした瞬間にスマッシャーが現れてローグを殺害した。シャッターを開けるシーンでとても嫌な感じがして「これはローグみたいに誰か死ぬぞ…」と思ったら、シャッターを開ける手助けに来てくれたのがソウルで、「あ、死ぬのパナムじゃないんだ、良かった……」などと思ってしまった。すまないソウル。そして予想通りに現れるスマッシャー、殺されるソウル。ソウルの最期の言葉は「アルデカルドス!」。星ルートを何度かやるうちにこの「アルデカルドス!」という台詞が耳に残るようになった。今も脳内再生できる。かっこいい。着信音にしたい。最後までクラン愛を発揮している。例えば、りそな銀行に勤めてる人って誰かに殺されそうになっても「りそな!」って叫ばないだろうし、集英社に勤めてる人だって「集英!」って叫ばないだろう。でもソウルは「アルデカルドス!」と叫ぶ。Vはなんかソウルへの好感度が低そうで疑ったりする様子があったが、少なくともクラン愛は本物で、クランの中でボス風ふかせたいだけの奴じゃない。ローグはスマッシャーにお腹を串刺しにされて死んだが、ソウルは重そうな機械の足で頭を潰されて死んだ。より無惨である。

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スマッシャーを倒した後、ソウルの遺体が抱きかかえられるので抱えてみた。敵以外の遺体って抱えられる時と出来ない時があるが、基準はなんなのだろう。敵キャラは肩に担ぐが、非敵キャラはお姫様抱っことなり、ソウルもそうだった。抱えてみたところで遺体を持ち帰って荼毘にふせるわけでもないようなので床に置いたところ、バグってソウルの遺体が宙に浮かんだ。遺体からはソウルが所有していたウォッカが取得できる。

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神輿のアクセスポイントに到達。太陽では部屋の外で待機してもらったが、星ではパナムが中まで一緒に来てくれた。

神輿へ行くも、太陽の時と同様にVの余命は数週間程度から半年程度とへやや伸びただけ。体に戻り短い人生を生きるか、ジョニーに体を渡しサイバー空間の一部となるかを選択させられるが、体へ戻る。タロットの「星」を取得し星エンドへ。

星エンド

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アラサカタワー襲撃から数週間後、Vはパナムと共に、遠くからナイトシティを眺める。くしくもこの場所は、Vとパナムが出会った場所のほぼ真上である。メインジョブ「ALL ALONG THE WATCHTOWER/見張り塔からずっと」開始。ここでのパナムとの会話は、ルート分岐前に電話をしていたか否かによって変わる。電話していないとアルデカルドスというファミリー同士としての会話、電話してるとより私的なもの。

太陽と悪魔では宇宙へ行ったが、今回は宇宙へ行かず。地に足をつけ車移動。今までの舞台は北カリフォルニアだったが、これからは州境警備を突破して南へと向かう。警備しているのはお馴染みミリテク。南にはアルデカルドスのツテがあり、外に知識を求めることでもしかしたらVの寿命問題が解決するかもしれない。太陽では「ブルーアイズが知識持ってるかも」、悪魔では「適合する体がそのうち見つかるかも」という希望がちらつかされ、星でもまた違う希望が見える。どれも雲を掴むようなものだが。

一行はカリフォルニア州の南東に位置するアリゾナ州へ向かう。ググったところ、現在のリアルアメリカのアリゾナ州はハイテク産業の一大拠点となっており、カリフォルニア州からの企業流入が激しいという。2077年で更に企業流入が進んでいたとしたら、ナイトシティよりもアリゾナ州の方が進んだ技術があるかもしれない。「肉体を失って久しいからよくわからんかったわ」と匙を投げたオルトよりも、南の技術者の方が優れた点があるかもしれない。

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星エンドではこのような服装になっている。防御力を優先しているうちに変な格好になりがちなので、比べると質素。髪色に合った配色。

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ジャーナルには今は亡き(?)ジョニーのお言葉が。ジョニーも一度目のアラサカタワー襲撃後はしばらくアルデカルドスと行動を共にして外をうろついていたことがあるそうだし、そう思えばジョニーの生前の行動をなぞったかのようである。流石にもう一度Vがアラサカタワーに行くことはないと思うが。

州境を越える前に、一旦アルデカルドスのみんなと落ち合う。道すがらのラジオニュースで、アラサカタワー襲撃によってハナコが死亡したと報じられる。Vたちがタワーに入った際、オルトを召喚してアラサカの者たちを殺させたので、その巻き添えになってしまった?

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ナイトシティ付近へは恐らく数年は戻れなくなる。Vの場合は数年生きられるかもわからないが。パナムはナイトシティ生活に挫折したとはいえ、おいしい料理の店などは恋しくなるかもしれないと言う。ここで、ルート分岐前にパナムに電話をかけていた場合は「恋しくなりそうなもの(パナム)は一緒に旅することになるから」とキザな台詞を返せる。パナムが照れまくって可愛い。V、パナム相手には攻め攻めである。

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後方から飛ばしてきた車が並走する。運転手はミッチ。いかにも死にそうな退場をしていたが、仲間を救い生還したのである。バジリスクを一人で操作するのは死んでもおかしくない行為だが、ミッチは従軍中に似たような兵器を操り脳が鍛えられているのでなんとかなった。かっこよすぎる。ミッチになりたい。生還後はしばらく寝たきりになっていたらしいが、今ではすっかり元気そうだ。

アルデカルドスの集合場所に着くと、パナム以外のロマンス相手に電話をかけていた場合には、その人物もやってきている。ある者は共に行きたいと申し出るため、ある者は別れを告げに。パナムは道すがらにロマンス用会話があったので、この下りでは特別に二人で向かい合って会話したりはない。

まとめ動画を作った。このサムネだとジュディの写りがちょっと悪いな。ロマンスキャラ4人はそれぞれ住む世界が違うというか接点がないのだが、星エンドでパナム以外の3人が来た場合には、パナムと彼らが初対面することになる。

ジュディとリバーについては女Vでプレイした2周目の感想に持ち越そうかと思ったが、書くペースが遅いのでここで書いてしまう。

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まずジュディ。同性愛者なので女Vとしかロマンスできず、2周目。ジュディはVの旅に同行してくれる。エヴリンの件などでナイトシティを出たいと願っていた彼女はロマンスした後で引き止めると居残ってくれるのだが、本心では旅立ちたがっていたので、同行するのは願ってもないことなのである。女V・ジュディ・パナムの女3人で新天地で幸せに暮らそう~。エンドロールでもこのエンドが一番ジュディは幸せそう。

ジュディはアルデカルドスからすればいきなり出てきた新参者だが、技術系の人と仲良く雑談していたので上手くやれそうである。また、「パナムの機嫌を損ねない方法」みたいなのもジュディは忠告されたようだ。パナム短気だからな。体育会系と文化系という感じの好対照なパナムとジュディがどのような会話をするかが気になる。人はこういう時に二次創作を求めるのだろう。

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次にリバー。異性愛者で女Vとしかロマンスできず、2周目。リバーは別れを告げに来る。彼は妹一家と疎遠になっている間に甥ランディが孤独感から事件に巻き込まれたことを悔やんでおり、妹たちを支えるために街を離れられない。だったらそうとだけ言えばいいのに、「お前に本当に必要なのは俺じゃないだろ」とか言ってくるのでけっこうムカつくやり取りである。

リバーが去った後、パナムは「あの警官は誰?」と訊いてくる。リバーって見た目でわかるほど警官警官しているんだろうか。あのファーのついたコートは警官っぽくないが(偏見)。そしてもう退職してるから警官でもない。パナムに対してリバーとは今生の別れになるだろうとVは話すが、エンドロールではリバーの方はいつか会いに行きたいと述べている。「いつか」は本当にくるのか。

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最後にケリー。これは1周目。デラマンに乗って登場。ケリーも同行してはくれない。音楽活動に行き詰まりを感じていたが最近ようやく新たな方向性を確立した彼は、まだまだ活動拠点を離れるわけにはいかない。最新アルバムが完成したら、発表前にVに聞かせると約束してくれる。別れた後、パナムは「荒野の真ん中で途方に暮れるケリー・ユーロダインが見れるとはね」とつぶやく。肉体関係を持ったパナムが見ている前で男同士で別れ話を繰り広げるという図だったわけで、パナムの心境やいかに。

ケリーは太陽エンドでクリスタル・パレスまで来てくれそうな唯一の存在だし、太陽の方がケリーロマンス的には正史っぽい。ジュディとパナムは星が正史っぽい。リバーはどっちも煮えきらん。星のエンドロールでは、リバーは「いつか会いに行きたい」で、ケリーは「いつか帰ってこい」で正反対のことを言っている。


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ミリテク警備を突っ切り秘密の地下道を通り抜け、州境を突破。Vは銃弾のネックレスを手放し、強風の中に飛ばす。髪のなびきなどを見るに、それなりの質量があるネックレスを飛ばせるほどの風だとは思わないが、過去との決別。

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誰とのロマンスを経たかや性別に関係なく、バジリスクの上でVとパナムは寄り添う。色恋は置いといて、二人は大きな戦いを共に乗り越えた戦友というのが一番上に来る場面である。ジュディが同行している場合も、彼女は別の人の車に乗せてもらっているようだし、ここでは蚊帳の外。星ルートを走り抜けた同士の時間。

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星空の下で前だけを見据えて星エンドが完結、エンドロールへ。

太陽派や悪魔派など支持するエンドはプレイヤーによりけりだが、ノーマッド男Vではじめたこともあり、星がいちばんしっくりきた。欲を言えばVの体がちゃんと治って、スッキリ爽やかな気持ちで新天地へ行ってほしかったが、傭兵仕事で手を汚してきた者が完全ハッピーエンドを迎えるのはいかがなものかというのがシナリオの根幹にあるようだ。「もしかしたら延命できるかもしれない」と薄っすら希望が残されているだけまだ優しいのだろう。

次回は「節制エンド」の感想へ~


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