Amazonの市販品でタブレットDJ用のスプリットケーブルを作る
ちょっとしたバーのようなところでDJをやろうとすると、PCを持ち込むのも大げさだし、あらためてタブレットでできないかと思いたち、諸々の準備をはじめました。
以前にも記事に書きましたが、アプリはWeDJがあり、モニタリングしながらDJするためにDJコントローラーは使わずスプリットケーブルを使った構成にしています。
このスプリットケーブル、以前から使っていたものは友人に自作してもらったものだったのですが、これが破損してしまったため、新しく用意する必要がありました。
理屈としては、タブレットから出ているステレオミニジャック端子(3.5mm)LRの2つのチャンネルから、それぞれ左右のデッキの音が出力され、それをさらにRCAのLR(とは言え音声はモノラル)チャンネルに分岐させてDJミキサーに入れる、という形です。
用意するもの
これを実現するために必要なパーツは以下の3つです。
1.3.5mmステレオからLRそれぞれ3.5mmモノラルメスに分岐、変換するケーブル
2.3.5mmモノラルから3.5mmステレオ(音声は左右同じ)に変換するプラグ
3.3.5mmステレオからRCAに変換するケーブル
それぞれ順番に見ていきましょう。
1番のケーブルはこちらです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B000068O5H
この3.5mmのオスプラグをタブレットに接続します。
2番のプラグはこちら。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08D6JBC9N
1番のケーブルのメス側LRチャンネル両方に接続しますので、この2本セットが都合がよいです。
非常にややこしいですが、重要なのは、「モノラルオス→ステレオメス」の変換であることです。逆の「ステレオオス→モノラルメス」の製品もあるので注意が必要です。オスのプラグ側の黒線が1本であることが目印です。これが2本のものはステレオですので違います。
このプラグがないと、最後にDJミキサーにつないだ際に、片方のチャンネルからしか音が出ないので、必ず必要です。
3番のケーブルはこちらです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B077GRJ33V
こちらが同様に2本必要です。
DJ2GO2をDJミキサーにつなぐときにも使用するケーブルなので、もともと2本持っていたものを流用しています。
なお、端子部分がL字型になっているケーブルを使っていますが、そのあたりはお好みでどうぞ。一般的な「ステレオ3.5mmオス←→RCAオス」のケーブルであれば大丈夫です。
これらをすべてつなげるとこういう形になります。
これでスプリットケーブルが完成です。
この状態でRCA側をDJミキサーに入れれば、DJミキサー側でモニタリング、ミキシングが可能ですが、もしDJミキサーがない環境であれば、片方のRCAケーブルを外して、代わりにヘッドホンの3.5mmミニプラグを挿せば、タブレットだけでモニタリング、ミキシングが完結します。
スプリットケーブルとして完品で売られているものもありますが、パーツ単位で購入すると、分離して流用可能なので、いろいろな構成でDJをされる方にはおすすめできるかと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?