たとえば薄めたアクエリの味のような


自販機で変なアクエリアス買いました。

アクエリ自体高校以来の久々に飲んだんですけど薄い水色のやつ薄くてマッズ~!
甘くないレモンのやつです。
ただ僕は普通のアクエリを薄めて飲んでいた時期があってどこか懐かしい感じがしました。

金にしか興味なかった高校時代の思い出

涼宮ハルヒに出てくる主人公のキョンくんはサンタクロースを信じていないこまっしゃくれた少年だったそうですけど、高校入るころの僕はバイトしながら商業高校でとにかく資格取りまくって金払いの良い会社に就職するぞ!
っていう夢も何も無い子供でした。
ちなみにサンタクロースは『いる』派です。だって赤い服着たおじいさんがトナカイに乗ってるってことを『いる派』『いない派』全員が知っていないと、何について議論してるかもわからなくなっちまうじゃねーか!

いない派「トナカイには乗ってないよ」っていうね(笑)
いるじゃん。お前はどこで見たんだよ(笑)

そして運動部へ…

当時仲の良かったオナチュウの友達がいて誰もいない柔道部を見学したいと。じゃあ僕も見る~ってついて行って。
柔道部の顧問は喜んじゃって「ちょうど今5人集まったから、部活動として成立できる。クラスと名前聞くからおまえたち絶対入れ」って。
僕もあんまり気が進まなかったけど、怖い先輩もいないし柔道着なら入学時になんか買わされたし、格闘マニアの親父は喜ぶしまぁいいかって。

バイトしてる場合じゃねぇ!

顧問の先生は厳しいタイプではあったけれど、やる気はそんなになくて。
ゆるゆる部活動~って感じだったんですけど二年生になったあたりに謎の筋肉コーチが現れて、誰かに頼まれたわけでもないが自分が強くなるために練習参加したり筋トレ理論をみんなで学びたいらしい。
謎のコーチってのは飛び入り参加してきた学校の先生なんですけど。

今思えばめちゃくちゃですけど、それで僕らもガチることになり。
最終的には朝昼夜、筋トレして土日は昇級審査に行って、夏休みは他校に合同練習行ったりしてました。
他校で明らかにレベルの違う練習して、休憩で倒れて、みんな普通にストレッチとかして過ごしてて怒られて。
そこで体育館の下の窓から風を浴びて飲む水で薄めたアクエリアスが人生でいちばん美味しかった。
おそらく5:5ではないんですよ。アクエリ3:水7くらいの激マズ水です。
思えばいつもアクエリを薄めて飲んでいました。ケチだから。
ポカリもアクエリも存在はしていたんですけどポカリは薬局に行かないと買えないレアアイテムだったのです。
(大塚製薬はポカリを薄めることを推奨してはいません)

商業高校って女の子だらけで、人口比が男1・女9くらいなんですけど、そこでのほぼ全てを体重2倍くらいある大男たちと取っ組み合う一番考えられない青春の過ごし方をしました。(僕が60キロだとしてマジで120ある人もいた)
女の子と仲良くできるとも思ってなかったけどね。
ま、ま、柔道も資格の一種だから(白目)

結果的にバイトは全然経験してなくて年末年始の年賀状配達くらいしかできてないですね。
年賀状で稼いだ5万もなんか親父に吸い取られたから結果的にバイトしないほうが良かった。わかりやすい暗証番号にするやつが悪い。

親父公務員だから金に困ってるはずが無いんだが一体何に使ったのか。
毎週酒飲んでときどき行方不明になってたからな。

それで思ったこと

昇級試験はなかなか受からなくて金ばかりかかるし、試合では絞められて気絶するし良いことは全然無かった。
だけれども高校時代柔道部でした。っていう経験は無意味ではないと思うんですよね。
小学校でサッカーやめて中学は転校繰り返してて、運動部経験者ですってなれる瞬間はそれがラストチャンスだった。

柔道部だよ、薄めたアクエリアスが美味しかったよ!って思い出なんかネット上ではハナクソくらいの価値しかなくて、ツイッターで真似っこすれば誰でも詐称できるだろうけど、僕にとっては大事な記憶です。

記憶無くして高校入学まで戻って、もう一回やりますか?やりません!
今のコスパ・タイパ重視のZ世代の子もやりたくないだろう。
僕にとっての運動部だった記憶は、とても眩しくてベルセルクの黄金時代くらいの輝きを放ってます。

そんな話です。


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