Case10. 市販薬乱用


10代で広がるかぜ薬乱用。

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1349.html

かぜ薬のなかには、
覚醒剤の原料であるエフェドリン
麻薬の成分であるリン酸ジヒドロコデイン
興奮作用をもつカフェイン
などが含まれている場合があり、
この成分は、咳や頭痛を抑える一方で、

飲みすぎると
眠気・疲労感がなくなり、
多幸感や頭がさえたような感覚
などの覚醒作用があります。

危険ドラッグの時もそうだけど、
違法じゃなくて、そこまで高くなくて、簡単に買える、っていうものは手を出しやすい。

ドラッグストアでのOTC薬販売もある程度の規制は必要なんじゃなかろうか...

なんか辛い、なんかもやもや、もう逃げたい。
そんな子たちが自己治療として乱用しているよう。SNSで知ってやってみた、という人も結構いる。(SNSで無闇にそういう情報を拡散する人は本当にやめてほしい)

こういう短絡的な解決策は長くは持たないので、
ますます乱用から依存になっていくという悪循環。

ここで取るべき対策は、他人を頼り、自分の問題を
言語化して、解決策を模索し行動する、ということ。短期的解決ではなく長期的解決を。

薬飲んで楽になりたい!
と思う前に、まずは相談。
人に頼りたくない、というその思考パターンに、生きづらさの原因が隠れているのかも。

患者さんにたまに風邪薬を要求されるけど精神科では出せないな〜😇って言って
出さない主義。

風邪に薬入は不要だから
よく食べてよく寝なさいと指導。

ただの風邪なら薬は要らないし、
もし肺炎とかに発展するような辛い状態なら
早めに内科に行くべし。

結局精神科では対応できないから中途半端に介入しないようにしている。

たまに毎月風邪薬が病院でも処方されている人を見かけるけど、これは依存だよな〜と。
思考停止のdo処方は医者の罪。
税金使って依存症つくるのはやばいでしょう。

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