そうめん|エピソード1
こんにちは、ガムダンです。
突然ですが皆さま、そうめんは好きですか?私は大好きです。
私は茹で過ぎない程度に火を通して氷水でしめて麺つゆにネギ&ワサビで頂く食べ方が好みです。ショウガにネギも美味しいですよね。
そんなどうでも良い話はさておき、今回は、私が体験した私にとっては辛かった出来事を書いてみたいと思います。これで私の結婚生活がどんなものだったのか、少しでも垣間見ていただけるのではないでしょうか。
緊張しつづける生活
それは第一子を授かって半年ほど経ったころでした。そろそろ離乳食を始めるという事で、おかゆを磨り潰したものや茹で野菜などを磨り潰したものを試し始めた頃でした。
この頃の私は既に妻から色々な事で詰められて精神的に弱り始めた時期でもあり、妻から話しかけられただけで心臓がキュッと締め付けられるような、キーンと耳鳴りがするような、そんな緊張感のある毎日を過ごしておりましたので、家の中では妻の意見&存在感100%、私は部屋の片隅にちょこんと居座るお邪魔虫の居候程度の扱いだったような状態です。
平日は仕事がとても忙しく、帰る時間は終電間際というのが当たり前のような状態でしたが、逆に仕事が忙しい事に助けられた面も否めないですね。帰宅したとき玄関を開ける手が震えていたこともありました。
初心者
平日の忙しさで深夜帰りが続いており、平日に妻と顔を合わせることがほとんどなかったこともあって、何とか紛らわせていた妻への恐怖心も、週末になるにつれて大きくなるもので、休日の朝は、このまま目が覚めなかったら楽なのになぁなんて考えることもありましたね。
そんなある日の休日の午後、妻から突然、子どもから手が放せないから離乳食作ってと言われました。緊張の瞬間。もちろん作ったことは無いですし、どの食材を調理すれば良いか、何をどうすれば良いかも分からないので思考が停止した状態で耳鳴りだけがキーンとしているところに、そうめんで良いから茹でてと。あぁ、それなら楽勝だと安堵すると耳鳴りは止みました。
見せて
結婚する前はもちろん一人暮らしで家事は普通にやっていましたし、比較的料理は好きな方でしたので、そうめんくらいは簡単だと安心したのですが、そうめんが何処に置いてあるのか、鍋はどれを使うのが正解なのか、水は水道水で良いのか、普通なら考えなくても良い疑問が、妻に攻められっぱなしの私には次々と湧いてきます。極めつけに、私のことを信用していない妻が「ゆで加減を見せて」と言うのです。そこまで指導されなくてもゆで加減くらい分かるでしょ?と皆さんは思われるでしょう。しかし、そのころのおかしくなっている私は思考回路が完全に停止していたので、妻に言われるがまま動くことしかできませんでした。
考えたらわかるでしょ?
沸騰したお湯にそうめんを1束入れて、1~2分した頃でしょうか、例のごとく泡がぶわっと盛り上がり、一旦火を緩めて、通常ならここでざるに上げて水でしめておしまいなのですが、「ゆで加減を見せて」と言われているので、そのまま鍋を持ち、妻の元へ。「これで良い?」と麺を菜箸で摘まみ上げて聞くと「分かるわけないでしょ?」とお怒り気味。私の頭の中は???で一杯。溜まりかねた妻が「もういい!」と抱いている子どもをベビーベッドに置き、苛立ちを隠せない様子でツカツカとキッチンへ歩み寄ってきます。私を追い払うように押しのけて、「考えたらわかるでしょ?」と強い口調で吐き捨てた後、鍋に入ったそうめんを菜箸で摘まみ上げ、指でつまんで固さを確かめていました。そこから数分煮詰めて火を止め、お湯と麺が入ったままの鍋に水を加えて、粗熱が取れた状態のそうめんをまな板へ取り出し、細かく刻んでいました。
何がダメなのか
この後も妻の機嫌はハチャメチャに悪く、とうとうこの日はそれ以降一言も話さず一日が終わりました。そのころの私は兎に角その場から逃げ去りたいという気持ちが頭の中から抜けないようになっていました。何をやっても妻は不機嫌になる、何の話をしても否定される。生きている心地がしなかったですね、正直。どうしてそんなに怒らないといけないのか、何が気に食わないのか、私のすべてが気に食わないならば一層のこと別れた方が良いのではないだろうかとか、そんなことばかり考える日々でした。
今ならば
その当時はこの世の終わりだと言わんばかりの悲壮感タップリで生活していましたが、最近ようやく冷静に過去を振り返ることが出来るようになりました。若干鬱っぽくなりかけた時期もありました。元々そんなに深く物事を考える方ではない性格だったので乗り越えられたのかもしれません。あの時こうしておけば良かったのではないかと思う事が沢山ありますし、妻の心の内をもっと冷静に見ることが出来れば、色々なことが察知できたのではないかと思う事も沢山あります。但し、今だから言えるという事で、その当時は平静を装うのに精一杯でした。今、現在進行形でこのような暗い結婚生活を送られているご夫婦は沢山いらっしゃると思います。そういう方々に「大丈夫です!」とは断言できませんが、「必ず道はあります!」とは言えそうです。実際この闇から今まさに抜け出せそうなところまでやってきましたから。どう乗り越えてきたかはまた別の機会に追ってお話ししていこうと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。私にとっては大きな出来事だったんですが、皆様からすると些細な出来事のように映るかもしれませんね。特に奥様方からすると何言ってるんだこのアマちゃんがと思われるかもしれません。あくまで男の私から見た夫目線での体験談ですので、不快に思われた方がいらっしゃったら申し訳ございません。実はこの女性からの目線と男性からの目線のズレがどのご家庭でも火種になるのだと思いますし、円満なご家庭を築かれている方々はお互いにそのズレを認識し合えているのでしょう。ではどうやってそのズレを解消するのか、これが一番難しいですし、正解はありません。私が導き出した方法が正しいというわけではありませんが、一定の方々には実践できるのではないかと思いますので、少しずつ振り返りながらお話ししていけたらなと思います。
長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。気に入っていただけましたら是非フォロー、いいねをお願い致します。
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