NHK交響楽団第1995回 定期公演 Cプログラム

2023年11月10日(金)
開演 7:30pm(休憩なし) [ 開場 6:30pm ]
NHKホール
曲目
バルトーク/ハンガリーの風景
リスト/ハンガリー幻想曲*
コダーイ/組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
指揮
ゲルゲイ・マダラシュ
ピアノ
阪田知樹*

https://www.nhkso.or.jp/concert/202311C.html?pdate=20231110


吹奏楽で吹いたことがある組曲『ハーリ・ヤーノシュ』を聞いてみたいなぁということで急遽行ってきました。ツィンバロムという楽器が出演するのを見たかったのもあります。

AプロとBプロとかCプロって何?
プロフェッショナル?プログラム?
同じ人は出る?それぞれ特徴あったりする?もしかして、月の上旬からAプロって呼ぶの?もしかして、Aプロから上手い順??(そんな露骨なことある?)って脳内が大忙しでしたが、
以下のようなことだそうです。

Aプログラム
N響が国内外の最高峰の指揮者やソリストと多彩な曲目をお贈りするプログラム。オーケストラ音楽の醍醐味を存分に味わえます。またNHKホールのスケールの大きさを生かした、声楽入りの作品や大編成の曲目が並ぶのもAプログラムならではの特色です。

Bプログラム
日本を代表するクラシックの殿堂、サントリーホールでお届けするプログラム。モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、ドヴォルザークなど大作曲家の有名曲を中心に、国際的な指揮者やソリストと共にクオリティの高い演奏をお贈りします。

Cプログラム
通常よりコンパクトな60分~80分程度に公演時間を凝縮し、世界的指揮者たちとともにとびきりの名作をリーズナブルな価格でお届けします。今シーズンからは曲間に解説をまじえるなど、より親しみやすいコンサートを目指します。

https://www.nhkso.or.jp/news/20220325.html

確かに、今回のCプログラムは演奏時間60分くらいで聞きやすかったし、E席は1,600円とお手頃でした。19時半開演なのもよくて、会社帰りでもギリギリ行けました。(かなりダッシュ)

E席(3階席前方)で聞いていたのですが、オーケストラ全景が見えるし、音もとてもよく聞こえて楽しかったです。
今まで東京芸術劇場と神奈川県民ホールでしかオーケストラを聞いたことがなかったので比較はできませんが、私の耳(耳元でトロンボーンの爆音を聴くことに慣れている※主に右耳)だとS席などの1階席より上の階の席の方が音が聞こえやすいのかもです。
弦楽器の方の腕が海の波のうねりのように見えてとても綺麗でした。

恥ずかしながら、ハーリ・ヤーノシュききたいなぁ以外、何の前情報もなく行ったけど阪田知樹さんの演奏があまりに美しくてCDを買いました。
ソリストアンコールの
バルトーク :3つのチーク県の民謡 BB 45b Sz 35a
Bartók, Béla:Három Csík megyei népdal BB 45b Sz 35a
は同じ音が続く部分が、どうやったらこんなに美しく弾けるんだろうって、ため息が出ました。

「ハンガリーの風景」と「ハンガリー幻想曲」の間は管楽器奏者も(おそらく)弦楽器奏者も少なめで、特に
オーケストラはみんなソリストなんだなと思いました。
管楽器も打楽器も1パート1人だろうし、弦楽器は1パートを複数人で弾いているけど、一糸乱れぬ演奏の印象から「みんなで1パート=実質ソロ」だし、オーケストラってとんでもないな…というのが正直な感想です。
「ハンガリー幻想曲」でのピアノはもちろん、組曲「ハーリ・ヤーノシュ」でのツィンバロムも綺麗にオーケストラの中から聞こえてきて、打弦楽器は弦楽器と演奏しても浮いてくるのか、それともオーケストラが調整しているのかはわかりませんが、気持ちが良かったです。

3曲目の組曲「ハーリ・ヤーノシュ」になって一段と人が増えて「これが乗り番か!」と思いました。(がんばるマンはユーフォニアム奏者なので、吹奏楽でも降り番が基本的にないのですが、アマチュアのオーケストラなどでは乗り降りは機微な話題だと認識しております。ユーフォニアムなんてオーケストラはずっと降り番なので、もっとみんな自分の楽器がオーケストラに席があることを喜んで!?!?)
聞いているうちに記憶が戻ってきて、高校の時にやったことがある部分は組曲「ハーリ・ヤーノシュ」の中の本当に一部であるとわかりました。金管が目立つ部分の抜粋のようなカットになっていたようで、高校の顧問は金管楽器がとても好きな人なんだと再認識しました。

人が楽器を演奏して、音楽を奏でているのを見ると「命の輝き」だなぁ、と思います。「命の輝き」を見ると元気になる気がするので、またCプログラム通いたいなと思いました。

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