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後ろで手を組もうとすると肩や肘が痛い人へ【肩甲骨を動かす3つのエクササイズ】


今日は生徒さんに実際にあった相談から。

「後ろで手を組む動きをしようとすると、肩と肘が痛くなってしまう」という生徒さんがいました。

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でも、腕を回す動きなどでは痛みはなく、この動きだけが特に痛くなってしまうことを不思議がっていました。


これは原因がシンプルで、肩甲骨が動いていなかったからです。

本当であれば、後ろに手をもっていった時には肩甲骨は寄るので肩は開いた状態になります。

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でも、肩甲骨が硬いと肩は前にあるまま腕だけを持っていこうとします。

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そのまま無理やりなんとか後ろで手をつなごうと動かしてしまうので、肩の前側や肘が引っかかってしまいます。


そんな訳で、今回は実際に生徒さんが1レッスンで痛みが改善できた、肩甲骨を動かすための3つのエクササイズをご紹介します。

肩が痛くなくても、肩甲骨が硬く後で手が組めない人にとっても役立つエクササイズです。


この記事がお役に立てる人

✅後ろで手を組もうとすると肩や肘が痛い人

✅肩甲骨が硬い人

✅ゴームカーサナが苦手な人


この記事が必要ない人

✅肩甲骨が柔らかく何の不自由も感じていない人



エクササイズ1

肩甲骨を動かす感覚と強さを身に着けるエクササイズです。

1,よつんばいになる

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2,肘をできるだけ上にあげる

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・肩甲骨が寄る感覚が掴めます

・反対の手(写真であれば左手)で押す力の補助を使うとやりやすいです

・上がり切った位置で10秒キープしましょう


3,肘をおろさずにそのまま腕を伸ばす

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・手のひらで天井を押すように力を入れます

・上がり切った位置で10秒キープしましょう


4,腕を回す

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・3の位置で腕を根元から10回ずつ回してください

・肩を支点に意識すると肩がひっかかります。脇の下から回すようにイメージすると肩がひっかからずに肩甲骨が動きます。



エクササイズ2

ワニのポーズを応用して、肩甲骨を動かす感覚と胸周りの柔軟性を上げるエクササイズです。


こんな体勢で無造作に腕を開くと肩がひっかかります。

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ここでエクササイズ1の動きを使います。


肘を曲げて後ろに引きます。

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肘を引き切った位置から手のひらで床を押すイメージで肘を伸ばします。

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上の段階で肩甲骨が十分によっているので、手のひらを上に向けなおして手を斜め上にあげていきます。30秒キープします。

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エクササイズ3

胸のストレッチです。

前側の筋肉を緩めることで、背中を使いやすくします。


イスやテーブルなどを使って胸を伸ばします。

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・30秒キープしましょう

・親指側が下になる様に乗せます

・肘が角にくるように置くと伸ばしやすい

・軽くイスを押すようにしながら伸ばすこと。押すことで胸の筋肉まで連携して伸ばしやすくなります。イスを押さない場合、肩がひっかかりやすくなります。

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まとめ

・後ろで腕を組む時は肩甲骨を動かすことを意識しましょう

・使い方だけを意識しても変わらない場合は、胸などの前側の筋肉を緩めて動きの制限をとってください


動画で見たい人はこちら

https://youtu.be/ylFQ43Fmqjw




ライタープロフィール

■芹澤宏冶(せりざわこうじ)

パーソナルヨガスタジオ顔晴る(がんばる)ジム代表

■ストレッチトレーナー10年。ヨガインストラクター7年 。少林寺拳法四段。元立教大学体育会少林寺拳法部監督。

■17年でのべ40000レッスン。

■開脚本2冊執筆。発行部数計70000部

■身体の硬い人はいません。いるのは身体が硬くなる使い方をしている人だけです


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