名古屋グランパス戦 ガンバ大阪雑記

どうも、こんにゃくです。
Jリーグ13節名古屋グランパス戦をDAZNで視聴しました。
特に因縁がある対戦相手というイメージではないのですが、ガンバは中谷、名古屋は長谷川健太監督とパトリックにとって古巣対戦となる。
DAZNの実況では選手の移籍関連よりもオリジナル10同士の対戦ということが強調されてました。
しかし中々話が広がらず、
実況アナから「やはりオリジナル10同士の対戦となるとモチベーションは違いますか?」という肯定しか許されないであろうキラーパスに、解説の浅野哲也氏も「あ、いや…ハイ、そうですね。」と一瞬反応が遅れてしまっていました。

大人って難しい!



ざっくり感想

三浦の長期離脱でハイボール対応に不安のあるガンバに対して、名古屋にはご存知パトリックを軸にハチャンレ、三國ケネディエブスと空中戦の猛者が揃う。(最終的にはランゲラックも参戦)
相手に放り込みをさせないためにもなるべくボールを保持して押し込みたいガンバでしたが序盤は逆に名古屋に押し込まることに。
しかし前半5分に宇佐美がファーストシュート。早めにシュートを打てたことで宇佐美自身もスムーズにゲームに入れた感があった。
またチーム全体としてもリズムを掴みだしたように感じた。
ビルドアップの面では、福岡のフィードも含めて全体の押上げができていた。
ただ押し上げてからサイドでの1対1の状況をなかなか制せず、むしろボールを回させられてる感は相変わらずあった。
この辺りはウェルトンもいないし、あえてなのかもしれないと勝手に想像。
名古屋の守備の集中力がきれるのが先か、ガンバが焦れてカウンター一発を決められるのが先かの勝負かなといった展開。
結果的にはスコアを動かしたのはガンバ。宇佐美のシュートが相手の足に当たり起動が変わったところを坂本がトラップしてシュート。
ランゲラックがはじいたところを岸本が詰めてゴール。
岸本のガンバでのリーグ戦初ゴール。
名古屋もユンカーを投入して攻撃に比重をかけてくるものの、ボランチがCBの前で待ち構えて、宇佐美坂本の二人が下がってボランチばりに中盤で追いかけ続ける。
その後、WGの2枚替えからの、中野、江川も投入して5-4-1にトランスフォーメーション。
無事無失点に抑えて勝利。
2連勝で暫定ながら5位に浮上。

以下私の主観による感想です。

22. 一森 純

一森のプロフィールの身長は182cm。
しかし空中戦にも果敢に飛び出し、無失点勝利。
坂本や、WG目掛けるライナー性のフィードはトラップする方が逆に緊張しそうなくらい正確。

3. 半田 陸

今年は中央にポジションを取って偽SBも担う半田。
いわゆる偽SBという戦術。
半田の不在の間、右SBが内側のポジションをとることはなかったのですっかり忘れていた。
印象的だったのは、CBからのビルドアップ時、半田が中に絞って相手の目線を中央~左に集めてからの、福岡から岸本への斜めのフィード。
仮に失敗しても何度も繰り返せばその度に都度DFラインをスライドしなくてはいけない相手DFにとってボディブローのように効いてくるはず。
得点に絡むことは少なくても、半田の偉大さを今更ながら実感。
そういえば去年の連勝からの連敗も半田の怪我のタイミングとリンクしてたな。。。

20. 中谷 進之介

ここまでフルタイムを続けている中谷。
試合中、古巣の名古屋からブーイングされていた。
移籍の経緯はあんまり詳しくないけど契約期間残ってるのにガンバがぶっこ抜いて移籍したパターンだったのかな?
とにかくきてくれてありがとう中谷。ガンバではゆっくりしていってね。

2. 福岡 将太

左CBで出場の福岡。
斜めのフィードで大外の岸本の足元、もしくは同サイドの裏のスペースへのフィードを積極的にしてた印象。
DF面では森島を起点にWBの中山が飛び出してくる攻撃に若干苦戦。
黒川の後ろをカバーしつつ、クロスを上げられたらパトリックがそびえたっているし。
それでも無失点は素晴らしい。

4. 黒川 圭介

序盤は相手セカンドトップの森島を起点にして中山がフルスピードで飛び出しの対応に苦慮。というかまぁまぁ支配されていた。
とはいえ中山に最後まで突破された訳ではなく、中山も縦突破と見せかけて内に切り込む(もしくは森島にさげてクロス)みたいな形が多かったので、それならば中谷もいるしOKって感じかだったのかな。

23. ダワン

ほぼ固定で出続けているダワン鈴木コンビ。
出ずっぱりの副作用として疲労は確実に蓄積されているはずだが、一方で出ずっぱりの効能として味方との連携が取れてきた。
遅攻でのサイド攻撃時、宇佐美がボールサイドに寄ったらダワンは中盤を捨ててゴール前で待ち構えるようになった。
そして鈴木が気を利かせてセカンドボールが落ちてくるであろうポジションを取りリスクヘッジ。

16. 鈴木 徳真

基本ダワン右、鈴木左のイメージでしたが、この試合では前半ダワン左、鈴木右になって後半はダワン右の鈴木左に戻りました。
相手セカンドトップ(永井、森島)の関係?
現状のガンバは宇佐美が中盤に落ちてきたり、半田がボランチに絞ってきたり、ダワンがクロスのターゲットになったりとポジションの出入りが激しいが鈴木がの立ち位置でバランスを取っている印象。
DAZN観戦ではなかなか確認しづらいプレーなのでまたスタジアムに行きたい。
できれば猛暑到来のまえに足を運びたいところ。

13. 坂本 一彩

トップ下で出場。
意外と長期離脱の山田の穴をしっかりと埋めて、ついでに芽をだしつつある坂本。
守備面では終盤までプレスして、1度かわされても2度追いまでがデフォルト。
しかし目を引いたの攻撃面、特にポストプレーの場面。
縦(もしくは斜め)の楔に対して、相手を背負って足元に収めるのではなく、ヘディングなどで先にボールを触り、弱冠コースをずらしてボールの勢いを残したままキープしていました。
上記のプレーをポストプレーと呼ぶのかターンなのかは不明だが、屈強なDF相手にも前で収めれるのはかなり大きかった。

10. 倉田 秋

2戦連続先発の倉田。
パスを引き出す、ボールを受ける、ボールを動かすと文字通り潤滑油的なプレーでウェルトン、岸本、山下の縦の動きで勝負するWGとの違いを演出。
次戦も先発ならぼちぼち得点できるかな…?

15. 岸本 武流

ウェルトンがコンディション不良とのことで欠場したこの試合。
ウェルトンの代役…かどうかはわからないが、殊勲の決勝ゴール。
試合後のインタビューも「泥臭く自分らしくプレーできました」みたいな回答で初々しさと好青年感があふれてました。
新婚で奥様がyoutubeをされてるようなのでご興味がある方はcheckを。

7. 宇佐美 貴史

5月になり段々と気温が上がってきている中、終盤まで粘り強くプレスを続けた宇佐美。
同じ30代として尊敬。
なんだかんだ宇佐美がメンタル的に気持ちよくプレーできる環境を作るのがガンバが点を取る近道なのかな。


途中出場選手


8. 食野 亮太郎

81分に倉田と交代で出場。
そのまま倉田と同じ左サイドに入る。
久しぶりのリーグ戦のベンチ入り&出場。
当面は途中出場での出番になるかと思うが、一発結果を出せば序列はひっくり返る可能性はあるし、食野ならそのポテンシャルはあるので今後ともゴールを狙い続けてほしい。

17. 山下 諒也

81分に岸本と交代。
食野と2枚替えで出場。
相手WB(もしくはCB)目線で考えると、自分のポジションを捨てでも前掛りにいきたい場面で山下がボール持ったらかなりキツイと思われる。

40. 唐山 翔自

89分に宇佐美に代わり出場。
交代出場の唐山が周りの選手に指5本立てて5バックでいくと伝達。
唐山自身は5-4-1のワントップ。
ブロックを敷く必要のある中盤との距離が開いて、単独でのプレスにいく場面も多かったが無事勝利に貢献。

33. 中野 伸哉

89分に坂本に代わり出場。
唐山と2枚替え。
5バックの一番右端で出場。
5バックの場合も(SB)サイドバックで良いのかな?

24. 江川 湧清 

95分に黒川に代わり出場。
5バックの左端で出場。
出場時間は短かったがこれからも少ない時間の中のアピールを期待したいところ。

その他

ネタラヴィ、食野が久々のベンチ入り。(ネタラヴィは出場なし)
それはさておき交代のカードの切り方がなんとなく予想できるようになってきたのは良いことなんだろうか、スカッドが厳しいということなんだろうか。

あとはパトリックが元気そうでなにより。
数年前のガンバで見せていた、サイドに流れるパトに縦ポンを蹴ったらゴリゴリ相手のラインを下げてくれるような推進力は流石になくなっていたけれど、プレスの場面ではなにやら駆け引きのようなことを仕掛けていた。
いわゆるボックス型のストライカーになったのかな。
一方でウチの宇佐美さんはスライディングでインターセプトをする汗かき役へと進化している。

2014年の三冠から約10年。
早いなぁ。
パトリック、いつでもガンバ大阪に戻ってきてね。
(パトと一緒に名古屋に移籍した息子さんも)

どうぞよろしくお願いいたします。


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