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8月29日(2004年):誠〜っ!

この日は、北ゴール裏の上段で参戦しました。生憎の雨の中、レッズが先制するもジュビロに追いつかれ、突き放したのに、しかも福西の退場で相手10人になったのに後半終了間際に追いつかれてしまいました。
当時、ジュビロは強くてなかなか勝てませんでした。清尾さんが書かれている通り、強敵のジュビロ相手に良い試合はできるんですが、勝利するのは難しかった。
この日も、終了間際に追いつかれて、今日も勝てないのかと諦めかかったATに、長谷部が信じられない勢いでドリブルを始めます。ジュビロの選手も、こんな時間帯に何するんだという感じでファウル覚悟で必死に止めにかかりますが、長谷部はDFを次々と振り切り、最後は飛び込んできたGKを浮き球シュートで交わしてゴールを決めました。
劇的なゴールで、スタジアム中が「誠〜っ!」の叫び声で埋め尽くされました。誠も何か叫ぼうとするんですが、息も絶え絶えで叫ぶ体力も残ってなくて、ゴール裏の看板に手をついて立ってるのがやっとでした。
この試合の、このゴールで、あのジュビロをとうとう仕留めて、浦和は強くなったと確信しました。
浦和を一つ上のレベルに押し上げた記念すべきゴール。決して忘れることのないゴールです。
試合後のインタビューで、決勝ゴールを喜ぶより、ミスが多くて自分の出来には不満だとぶっきらぼうに答えてた誠。まだまだ心が整ってない17番でした。
2008年、浦和からヨーロッパにチャレンジして早14年。11月に久しぶりに埼スタに戻ってくると聞いて、今から楽しみでなりません。待ってるよ誠。

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