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【Old School】黒青Disaster

黒単色のビートダウンデッキに青を加え、《地獄界の夢/Underworld Dreams》と《Timetwister》のコンボを内蔵したデッキが、今回紹介する黒青Disasterです。
《暗黒の儀式/Dark Ritual》からの《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》や《Juzam Djinn》といった定番のパターンは勿論のこと、青を加えたことにより《Ancestral Recall》を始めとした強力な制限カードを使うことができます。また、通常はサイドボードに採用される《地獄界の夢/Underworld Dreams》をメインの戦略に組み込むことにより、サイドボードの枠に余裕ができるのも強みです。

サンプルデッキリスト

■メイン

9《沼/Swamp》
1《Urborg》
4《Underground Sea》
2《真鍮の都/City of Brass》
4《露天鉱床/Strip Mine》
2《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》

4《Order of the Ebon Hand》
4《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
1《凄腕の暗殺者/Royal Assassin》
4《Juzam Djinn》
1《センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》

4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《陥没孔/Sinkhole》
1《精神錯乱/Mind Twist》
1《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
1《Ancestral Recall》
1《Time Walk》
1《Timetwister》
4《地獄界の夢/Underworld Dreams》
1《生命吸収/Drain Life》
1《恐怖/Terror》
1《Chaos Orb》
1《ブラック・ロータス/Black Lotus》
1《Mox Sapphire》
1《Mox Jet》
1《太陽の指輪/Sol Ring》

■サイドボード

3《憂鬱/Gloom》
2《魔力流出/Energy Flux》
1《青霊破/Blue Elemental Blast》
1《土牢/Oubliette》
3《黒の万力/Black Vise》
2《Aeolipile》
1《氷の干渉器/Icy Manipulator》
1《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》
1《イス卿の迷路/Maze of Ith》

デッキ解説

いわば「殴れるコンボデッキ」です。
《Order of the Ebon Hand》、《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》、《Juzam Djinn》などの高性能クリーチャーによるビートダウンを、《露天鉱床/Strip Mine》と《陥没孔/Sinkhole》計8枚体制での土地破壊戦略がサポートします。

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《地獄界の夢/Underworld Dreams》は確実に相手のライフを刻んでくれますし、《Timetwister》と組み合わせれば相手のライフを一気に削り落としてくれます。通常は自分がドローするために使う《Ancestral Recall》を青い本体火力として使うこともできます。
《Timetwister》は墓地の《露天鉱床/Strip Mine》を再利用する役目もあります。撃つ前段として相手の土地をある程度破壊しておけば、相手にドローされるデメリットを軽減できます。

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通常は黒単に4枚採用される《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》がこのデッキでは1枚も採用されていません。メインにコンボを仕込むスロットを確保するためと、《Timetwister》で引き直させる戦略と相性が悪いからです。それでも《精神錯乱/Mind Twist》は採用されています。一撃の破壊力が高く、《Timetwister》後に相手の手札を大量に削り落とせます。

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青のカードはサイドボード含めて数枚の採用ですが、《Underground Sea》のみでは青マナ源が十分でないため、《真鍮の都/City of Brass》2枚がサポートとして入っています。そのぶんライフの減りが早いと言えますが、《地獄界の夢/Underworld Dreams》を主戦略として据えることでカバーしています。ライフ管理はあくまで相対的なものであり、相手のライフをより削れるのならば問題ないと考えられるからです。

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安定して黒マナを捻出するため、土地とアーティファクトの黒マナ源は18枚としました。土地破壊戦略に一貫性を持たせるため《露天鉱床》は当然4枚です。《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》もなるべく枚数を重ねたいところですが、その他マナアーティファクトと《暗黒の儀式/Dark Ritual》との兼ね合いから、2枚に抑えています。なおゲーム終盤になってマナ加速としての役目が薄れた《暗黒の儀式/Dark Ritual》は、《Order of the Ebon Hand》や《生命吸収/Drain Life》が有効活用してくれます。これらマナ供給源は合計30枚が限界と考えています。

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サイドボードは定番の白対策である《憂鬱/Gloom》、土地破壊と相性の良いアーティファクト対策の《魔力流出/Energy Flux》、赤対策の《青霊破/Blue Elemental Blast》、メインのコンボ戦略を補強する《黒の万力/Black Vise》、その他種々のクリーチャー対策カードで構成されています。

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《氷の干渉器/Icy Manipulator》は《凄腕の暗殺者/Royal Assassin》と組み合わせることで殆どのクリーチャーを葬ることができます。メインはアーティファクト要素が薄いこのデッキがサイド戦からアーティファクトを投入することで、相手の虚を衝くことが可能です。

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《Timetwister》が突然大ダメージをもたらすさまはまさにDisasterです。軸をずらした黒系統のデッキとしておすすめの一つです。

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