サムエル記上 2章
「あなたはなぜ、わたしが命じたいけにえと献げ物をわたしの住む所でないがしろにするのか。
なぜ、自分の息子をわたしよりも大事にして、わたしの民イスラエルが供えるすべての献げ物の中から最上のものを取って、自分たちの私腹を肥やすのか。」
サムエル記上 2:29
わたしたちはこの地上に永続する都を持っておらず、来るべき都を探し求めているのです。
だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。
善い行いと施しとを忘れないでください。このようないけにえこそ、神はお喜びになるのです。
ヘブライ人への手紙 13:14-16
サムエルの母、ハンナによる
与え、また奪う方である主に対する讃歌で始まる章。
このハンナの詩はルカによる福音書のマリアの讃歌(マグニフィカト)を思い起こさせる。
胎内に居る時から神に捧げられていたサムエルは、聖所を自らの家として育つ。
サムエルが育つことになる聖所は、しかしながら物欲と色欲に穢されている。
祭司たちは主に捧げられたものをまるで自分のものであるように思い込み、主に仕える祭司でありながら主を知ることがない。
あらゆる信仰において、この種のエピソードは韻を踏んで続いていく。
:「勇士の弓は折られるが よろめく者は力を帯びる。
食べ飽きている者はパンのために雇われ 飢えている者は再び飢えることがない。
子のない女は七人の子を産み 多くの子をもつ女は衰える。 主は命を絶ち、また命を与え 陰府に下し、また引き上げてくださる。
サムエル記上 2:4-6
:「主はその腕で力を振るい、 思い上がる者を打ち散らし
権力ある者をその座から引き降ろし、 身分の低い者を高く上げ
飢えた人を良い物で満たし、 富める者を空腹のまま追い返されます。
その僕イスラエルを受け入れて、 憐れみをお忘れになりません」
ルカによる福音書 1:51-54
:「はしために御心を留め、忘れることなく、男の子をお授けくださいますなら、その子の一生を主におささげし、その子の頭には決してかみそりを当てません。」
サムエル記上 1:11
:エルカナはラマの家に帰った。幼子は祭司エリのもとにとどまって、主に仕えた。
サムエル記上 2:11
:すると、イエスは言われた。
「どうしてわたしを捜したのですか。
わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」
ルカによる福音書 2:49
:人々が供え物の脂肪を燃やして煙にする前に、祭司の下働きがやって来て、いけにえをささげる人に言った。
「祭司様のために焼く肉をよこしなさい。
祭司は煮た肉は受け取らない。生でなければならない。」
サムエル記上 2:15
:ユダヤ人の過越祭が近づいたので、イエスはエルサレムへ上って行かれた。
そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。
イエスは縄で鞭を作り、羊や牛をすべて境内から追い出し、両替人の金をまき散らし、その台を倒し、 鳩を売る者たちに言われた。
「このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。」
ヨハネによる福音書 2:13-16
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