サムエル記上 13章
サウルは、サムエルが命じたように、七日間待った。
だが、サムエルはギルガルに来なかった。兵はサウルのもとから散り始めた。
サウルは、「焼き尽くす献げ物と和解の献げ物を持って来なさい」と命じて、焼き尽くす献げ物をささげた。
焼き尽くす献げ物をささげ終えたそのとき、サムエルが到着した。サウルは彼に挨拶しようと迎えに出た。
サムエル記上 13:8-10
「あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。
主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」
ルカによる福音書 1:44-45
イスラエルの王となったサウルは"パレスチナ"の語源でもあるペリシテ人との戦いを始める。
ペリシテ軍の戦力は圧倒的であり、最新の武器を備えていたが、対するイスラエル側はペリシテ人より軍事技術が劣っており、最新兵器である戦車どころか剣や槍を持つ兵士すらほぼない状態であった。
そのため、兵士ではないイスラエル人たちは戦いが始まったのを知ると安全のために逃れる場所を探し求める。
圧倒的に非対称な戦力差があるペリシテ人と戦う際に、イスラエルの王サウルは神の預言者サムエルより一つの言葉を送られていた。
「先にギルガルに行き、わたしが着くまで七日間、待ってください。」という言葉である。
しかしながら、強大なペリシテ軍が侵攻して来ようとしているのに、神の預言者サムエルは七日目になっても訪れず、かつ自分の兵士たちはどんどん逃散していく。
その安全上の脅威、信仰の危機、社会的立場の危機の中、サウルは神の預言者を待つのをやめ、自ら戦勝祈願の"神頼み"を行う。
神のことばを信じなかったサウルはこれによりイスラエルの王権を継承することができなくなり、それはダビデ王を通じてキリストに受け継がれる。
この「神の約束を待つ」というテーマは、創世記から黙示録まで繰り返し書かれていく。
:ペリシテ軍は、イスラエルと戦うために集結した。
その戦車は三万、騎兵は六千、兵士は海辺の砂のように多かった。
彼らは上って来て、ベト・アベンの東、ミクマスに陣を敷いた。
サムエル記上 13:5
:さて、イスラエルにはどこにも鍛冶屋がいなかった。
ヘブライ人に剣や槍を作らせてはいけないとペリシテ人が考えたからである。
サムエル記上 13:19
:イスラエルの人々は、自分たちが苦境に陥り、一人一人に危険が迫っているのを見て、洞窟、岩の裂け目、岩陰、穴蔵、井戸などに身を隠した。
サムエル記上 13:6
:サムエル記上 10:8
:サウルは、「焼き尽くす献げ物と和解の献げ物を持って来なさい」と命じて、焼き尽くす献げ物をささげた。
サムエル記上 13:9
:サムエルはサウルに言った。
「あなたは愚かなことをした。あなたの神、主がお与えになった戒めを守っていれば、主はあなたの王権をイスラエルの上にいつまでも確かなものとしてくださっただろうに。
サムエル記上 13:13
:
主はアブラハムに言われた。
「なぜサラは笑ったのか。なぜ年をとった自分に子供が生まれるはずがないと思ったのだ。
主に不可能なことがあろうか。来年の今ごろ、わたしはここに戻ってくる。そのころ、サラには必ず男の子が生まれている。」
サラは恐ろしくなり、打ち消して言った。
「わたしは笑いませんでした。」
主は言われた。
「いや、あなたは確かに笑った。」
創世記 18:13-15
:
アブラハムはひれ伏した。しかし笑って、ひそかに言った。
「百歳の男に子供が生まれるだろうか。九十歳のサラに子供が産めるだろうか。」
アブラハムは神に言った。
「どうか、イシュマエルが御前に生き永らえますように。」
神は言われた。
「いや、あなたの妻サラがあなたとの間に男の子を産む。
その子をイサク(彼は笑う)と名付けなさい。わたしは彼と契約を立て、彼の子孫のために永遠の契約とする。」
創世記 17:17-19
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