めぐり、つなぐ。お茶染めの職人展
2024.02.10 sat - 03.03 sun
お茶染めが紡ぎ出した文化、その始まり。
江戸時代には旧安倍川の川筋に沿って
多くの紺屋が繁盛したといわれる静岡市。
古くから型染や手描きの紋染が行われ、
この地に根付く「駿河和染」。
その技術を踏襲しつつ新たな価値と文化創出を目指しているのが、
お茶染めWashizu.代表 鷲巣恭一郎が手法を生み出し
静岡の基幹産業であるお茶を染料とした「お茶染め」です。
個人がただ生み出しただけでは文化という概念が適用されることは
ありません。
県内の教育機関にプログラムとして取り入れられ、
中山間地を中心にお茶染めに取り組む人たちが増えていくことで
文化としての姿ができつつあったそこに、
「職人」として継承する意志を持つ者が現れました。
お茶染めの理念、積み重ねた技術を実践し自身とともに成長させ、
必要な時が来たら持てうるすべてを次の世代に渡していく。
文化がそうして生まれていくのだとすれば、
お茶染めにとってまさに今がその始まりなのかもしれません。
次世代へと紡がれていくお茶染めの姿を、
ぜひご覧ください。
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