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60年前の足踏みオルガン

10年以上前から毎年ギャラリー美庵で個展を開催して頂いている、パステル画家の宮脇春美さんが60年前に使っていた「足踏みオルガン」です。

「玄関に、60年前に使っていた足踏みオルガンを置いてみました」と写真がメールで届きました。上記の写真では、カットされておりますが、オルガンの上の方には、ご本人が描かれたパステル画が飾られていました。それを見た瞬間、可愛い赤いスカートをはいて一生懸命にオルガンを練習している幼い宮脇さんの姿と、一生懸命にパステル画を描いている大人になった宮脇さんの今の姿がリンクしまして、なんだか妙に感動しました。いつもは、アーティストさん達の作品に感動を頂いておりますが、一瞬で、60年の歩み(時空間)を感じたこういう感動は初めてでした。写真にはもちろん写っていなのですが、「オルガンの前に座った女の子」と「絵を描いている女性」が、私の頭の中に登場して、まるで一枚の絵の様に見えました。「60年後には、そのオルガンの上に、貴女の描いた素敵な絵が飾られますよ、練習頑張ってね!!」と、幼い宮脇さんに語りかけたい。

本日から始まりました「如月アート展」(2月21日まで開催)にも、音楽を感じる作品が揃っています。作品はすべて、ギャラリー美庵のインスタで紹介しておりますので、どうぞインスタもご覧下さいませ。