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まぼろしの庭

テーマは庭とそこに生きる植物。
四季の景色と草花、そしてそこに過ごす人や動物が見られる展示となっています。

作品ひとつひとつに四季を閉じ込めていただき、作品を通してその季節の彩りを感じていただくようなものを想定して企画しました。

あの庭園には「 」から招待された人だけが入れるんだ。
春の草も夏の蔓も秋の葉も冬の花も年中見られる幻のような場所だとか。

という文言を置いています。
観覧者は庭への招待状を持った人、ギャラリー全てが庭という形を考えました。
まぼろしのような庭の光景を見られるのは5日間だけ。
この短い期間がまたまぼろしのような儚さを持たせられるのかなとも思いました。(どの会期もおよそ5日間なのですが…。)

作品の中の季節が分かるようにキャプション作成時に作家様へ季節も合わせてお教えいただいたり、装飾の草花も四季を問わないものであったりと「四季が揃う庭であることを感じられる要素」というものを意識しています。

構想段階では四季それぞれで庭を作るかどうかというのも迷いましたが、この形で良かったなと思っています。
会期中お天気にも恵まれて、それぞれのお庭の植物たちもいきいきしているように感じます。

森林浴のような、花畑に包まれるような、草の揺らぎに落ち着くようなやさしい空間になっていたらなと思います。
どんな植物が描かれているのか、お庭での過ごし方、まぼろしのような儚い神秘さなど作品一点一点に楽しめる要素が沢山詰まっていると思うので、お楽しみいただけていますと幸いです。

「まぼろしの庭」企画構想
※支援者様限定記事となります。


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