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あいの木書店
コンセプトは書店、テーマは本の中の世界。
二階二部屋を本屋さんに見立てて展示を企画しました。
二階を使用することから、"お二階"をローマ字変換して並び替えたものが"あいの木"になっていたりします。
ちょっとあったかい印象になる文字の配列を意識しました。
実際に本屋さんに足を運んで本以外の要素で何があれば本屋になるのか、どこの本屋にもあるものって何だろうかを探しました。
実際どこの本屋もジャンル分けがなされていたり、小さな本屋だと手書きで書かれた案内があったり、流行の本のポスターが貼られていたり、共通するものはそれなりにあるなという印象でした。
それらの要素を取り入れた展示空間を作ることを意識して今回は構成をしています。
作家様には自身が描いている作品はどのジャンルなのか考えていただき、キャプションの提出と合わせてどのジャンルのものか教えていただいています。
文芸、児童書がどうしても多くなると予想をしていましたが、それなりに分散してよかったです。
こちらから指定をしているわけではないので、情報が集まるまでは博打企画だな~と思いながら過ごしていました。
本当はフロアマップを作成する予定だったのですが、作品数の兼ね合いでなしになりました。
グッズは紙物のみにしておりましたが、やはり本が多い印象。
購入いただくものも本が多いので、本当に本屋さんの気持ちになっています。
作品それぞれどんな中身なんだろうと想像が膨らむもの、これが表紙であったらつい手に取ってしまうだろうなというもの、どれも興味をそそられます。
"あいの木書店"はこれで閉店しますが、またどこかで違う本屋さんに出逢える機会があればいいなと思います。
「あいの木書店」企画構想
※支援者様限定記事となります。