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何度でもやり直せる

小目に対して、いきなり星の位置にツケていくAIの手法に、まだ慣れていないkoma2です。
#星に下ツケされた時てをぬけ

今回は
囲碁は「何度でもやり直しがきくよ」というお話です。

父に囲碁を教わった私


私は物心つく前から囲碁を始めていたので、囲碁をどうやって覚えたか未だにわかりません。気がつくと、父親と一緒に囲碁教室へ通っていました。父は有段であったので、自然と囲碁を教わる私がいました。

大会や碁会所などで囲碁を打っている時は、父は後ろから見ます。
#見たくなりますよね

しかし、見られている子供の気持ちとしては、「ここに打ったら怒られるかなぁ」「こっちの手の方が普通かなぁ」とか失敗を恐れて自分の碁に集中できない場面がよくありました。
#おそらく怒られたことがある
#当時を振り返ると懐かしい
#メンタル弱すぎ

囲碁をするにあたって失敗を恐れることはありません。
どんなことでも同じだと思いますが、必ず失敗はするものです。

失敗は成功のもと


失敗した時には、その原因がどこにあったのかを考えて次に失敗しないように改善することで成功につながるということわざですね。
#トライ&エラー

囲碁も一局を完璧に打ち切れることなど、プロでさえ難しいと思います。

「失敗」って何?


ここでいう失敗とは何でしょうか。
というか、失敗という言葉があまり好きではないので言い換えます。
「失敗」「結果が出なかった挑戦もしくは実験もしくは打ち手」ですね。
2つの例でやり直しがきくことについて考えてみました。

囲碁を打っている最中に間違った手を打ってしまった
例えば、1局のうち本来は勝てていたもしくは優勢になるべき状況で手を間違い敗勢に陥ってしまった、、、ということがあると思います。
これは、その碁と敗勢の度合いにもよりますが、1局のうち1度や2度こういったことがあります。それでもまだその碁は終わっていないことが大半を占めています。
囲碁は19×19と広いので、右上がダメでも左下で成功すれば良いという様に切り替えることができれば、1局のうちで囲碁は何度でもやり直せます。
間違ってしまった局面で冷静に形勢判断をし、現在の立ち位置を把握した上で、この先一番良くなる手を考えることが大切だと思います。

囲碁の対局で負けてしまった(これは失敗ではない)
負けてしまった時を考えてみます。負けると泣きたくなります、投了しなくちゃいけないことがわかったときに「負けました」というまでの間の時間・・・とても言い表せない感情が込み上げてきます。わかります。
#投了とは降参すること

その感情は大切にした上で、負けて学ぶことがあります。負けても囲碁を打てなくなるわけではありません。次の一局に繋げてゆけばいいのです。負けても何度でもやり直せます。

負けが続いたり逆に勝ち続けたりした時に、負けるのが嫌だから囲碁を打たなくなるという感情が出てくることがあります。これは負けそうな相手と打たないという行動を起こさせてしまいます。これはどうしても避けたい現象だと私は思います。少し自分よりも上手な方を相手にすることで新たな気づきや学びが生まれてきます。このチャンスをみすみす逃すことになってしまいますので、負けが続いた時には少し休憩して、無理なく挑戦を続けていきたいものです。

父の言葉


段級位認定大会に初段で出場した時のことです。
私は力及ばず3連敗し、3局目が終わった後それまで我慢していた感情を抑え切れず、大泣きしてしまいました。

その時にかけてもらった言葉が、「負けてもいいんや、一生懸命打てばいいんや」です。なんの変哲もない言葉ですが、私には刺さりました。

それは、大学に入った頃、大事な地区予選がありもうすぐで代表になるという大事な一戦がありました。
#突然の回想シーン
もうすぐで代表になれるというのに、読み違いがあり負け寸前のところまで来ていました。そこであの言葉を思い出しました。すると、「そっか、負けてもいいんだ、一生懸命打とう」と頭の中で思いました。すると、そこから一気に集中力が増し、粘り強く打った結果、気づいた時には勝ちをおさめていました。
その日から、ピンチになったらこの言葉を思い出すようにしています。


囲碁の様に人生も「やり直しがきく」ということと「うまく行かなくてもいいので一生懸命考えて行動する」ということを意識していこうと思います。

それではまた

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