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囲碁で優先順位を選ぶ能力を上げる

マーブルチョコは、人差し指と中指で挟んで食べるkoma2です。
#囲碁始めたら1度はやるよね

今日は「囲碁をどうやって日頃の生活に生かしていくか!」というお話です。

囲碁というゲームの特徴

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ルールを知っている方も知らない方も、想像してみてください。囲碁は、どのような特徴を持っていると思いますか?

私が思っている主な特徴の1つは、「交互に手番がやってくる」ということです。

囲碁も将棋と同じように、相手が打ったらこっちも打つといった感じで交互に手番がやってきます。1局200手〜300手くらいです。(ざっくりです)
約200手〜300手の中のうち半分つまり100手〜150手くらいは自分が選択する機会があるということです。
この1手1手、各局面で自分はどこを選ぶのか、、、が勝負のカギを握っていると言っても過言ではありません。

最初は盤面に石が0個の状態からスタートします。終わりに近づくにつれて、盤面に石がいっぱい置かれて行き、打つ場所がだんだん少なくなります。そしてお互いに「打つところがないね」となったら終わりです。
#終局って言います

選んで行った先、「最終的にほんの少し相手より得たものが多かったら勝ち」というのが囲碁というゲームです。

ターニングポイントが必ずやってくる

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人生のターニングポイントと同じように、囲碁にも1局のうち何度か重要なポイントとなる局面がやってきます。この様な局面では打ちたい手が一つではないことがほとんどです。「A点が良いか」「それともB点が良いか」「C点も捨てがたい…」といった具合でしょうか。

そういった時に、例えばA点よりもB点がいいんだ!と自分の中での答えに辿り着くまでの思考を行います。

欲張りな人はA点へ行った後、B点も行けるようなことができないかを考えます。
賢い人は、A点をいただいて、B点を相手に譲り、C点をいただこうと考えます。
はたまた少し違う視点の人は、A点やB点・C点とは別のもっと特別なX点がないかを探ります。

選ぶときのポイント

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1.今この瞬間で、自分が絶対打ちたい場所を決める!
2.打ちたい場所を決めるのは主観で良い!
着手を選ぶポイントは、この2つです。

今この瞬間で、自分が絶対打ちたい場所を決める!とは?

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絶対打ちたい場所!絶対ぜーーーったい打ちたい場所!一番一番いちばーーーーん打ちたい場所!です。
言い換えると、相手に打たれたくない場所であり、自分以外の誰にも譲りたくないものということになります。
つまり、その場面での自分の中の1番を最優先と決めます。

そのあとは、予想されるその後の展開によって大まかに自分の優先順を決めておくくらいがちょうど良いです。打つところ確定ではなく、次の自分の手番になったらまたその時に、絶対絶対ぜーーーったい行きたい場所を最優先と決めましょう。この繰り返しです。
#絶対絶対ぜーーーったい

打ちたい場所を決めるのは主観で良い!とは?

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実際に打ちたいところが複数あった場合どうするか、、それを決めるのは自分の主観で良いです。ルールを覚えたてでどこに打ったら良いかの感覚もわからない、という方は、「ここかな?」くらいのインスピレーションで構わないと思います。

一つ注意が必要なのは、本当は自分は良いと思っていないのに、そこへ決めてしまう、、、これだけはやめておいた方がいいです。
#「囲碁が強い人が言ったから」
#「見てる人がいっぱい居るしここにしておこう」
#これらは自分以外が決めている客観

もちろん本や教科書で勉強した手を使うのは良いです○「それを試してみよう」と自分で決めているし、「有効な手」と自分で納得して使っているからです。

例えば会社で働いているとして、プロジェクト会議でAという案を自分が提案したとします。そこでベテランの先輩にA案よりもまったく違うB案の方が良いというアドバイスをいただいたとします。自分としては何か違うと思いながらも、今までいろいろ経験してきたあの方が仰るなら、、と疑いながらも従う。といった様なことがよく起こっていると想像します。
正解は別として、囲碁の考え方からすると、これはあまりオススメできない決め方です。従うにしても自分で「ここは従っていた方が良い!」と納得解を出してから従う方が良い結果につながるでしょう。

シミュレーションの繰り返し

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囲碁の素晴らしいところは、何回でも試すことができるところ。1局のうち1箇所失敗しても別のところでやり直しができます。たとえその1局を負けてしまったとしても、自分の失敗したところを反省して、次の1局をまた打つことができます。

つまり、優先順位を決めるシミュレーションが繰り返しできる格好のアイテムであるということです。

1つ困ったことがあるとすれば、1日中囲碁を打っていると、脳がとても疲れるというところです。人は1日に決断できる回数に限りがあるとよく耳にします。おそらく囲碁を打つとその回数を越えるのでしょう。気づいた時には「あ、なんか疲れたー」となってお風呂に入ってゆっくりお湯に浸かりたくなります。
#いい湯だな

いい湯だな?
まとめると囲碁を打つということは、優先順位を選ぶシミュレーションが何回でもできるので、仕事や普段の生活で自分にとって最適な優先順位を選ぶことに役立ちます。
ポイントは人に打たされるのではなく自分で打つ場所を決めるということ。なんだか囲碁は人生のように思えてきますね。
#自分の碁を打つ

今日はここまで
ありがとうございました。

それではまた!



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