マニュアルに罪はない
「クッキーバニラアイスよりもバニラアイスの方が冷たい」と持論を展開する息子に「そんなわけあれへんやろ〜、ホンマや」という鉄壁のフォーマットが使えたkoma2です。
#クッキーバニラよりもバニラの方が冷たい説
#ホントにバニラの方が冷たく感じる不思議
#冷たさは冬に食べた方が気づくんだね
今日は
マニュアルに罪はないというタイトルでお話しをしたいと思います。
マニュアル人間
「マニュアル」についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。「決められたことしかできない」や「ゆうずうがきかない」などどちらかと言うとマイナスなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本来、仕事などで効率的な作業を行なったり、確実性が求められる作業を行うために作られたのがマニュアルであるはずです。であるからこそ、誰であっても技術を持ったベテランのように一定の品質を確保した作業や仕事が進められるわけです。しかし、ネガティブなイメージが先行しているのは、なぜでしょうか、、、
使い方な
マニュアルの副作用として、「人が考えなくなってしまう」ということがあります。なぜそうなっているのかを理解していないままに、想定とちがうことが起こると当意即妙に対応できないことがある。それを「マニュアルがこうなっておりますので」という一言で言い訳するとマニュアル人間の完成になります。
#当意即妙
なぜこの作業が必要なのか、
なぜこの手順なのか、
違う手順でやるとどうなるのか、
やはりマニュアル通りの手順でないとうまくいかない、
(もしくは、どちらの手順でもよかった)
もっといい方法を私は知っている、
(いや、良い方法を知っている人を知っている、聞いてみよう)
・・・
などを普段から考えておくことにより、その作業を本当の意味で理解し通常はマニュアル通りにしたがって作業を行い、想定と違うことが起きた場合には、当意即妙に対応できるようになると思います。
定石
囲碁にも似たようなことがあります。それは「定石」です。定石とは、囲碁でいうところの良しとされた形までの決められた手順のことです。初心者だとしても、石を置く順番さえ覚えていれば、強い人と同じ手を打つことができる、まさにマニュアルです。途中、手順通りにならなかった場合に、たちまち対応できないという特徴も同じです。
もし、定石がなぜそうなっているのか、手順を変えるとどうなるのかなどを日々考えることができれば、その定石の特性や白黒の途中の手順の攻防を理解でき、最終的には囲碁の理解を深める、それはもう間も無く高段者の域に達することでしょう。
二目弱くなる
「定石を覚えて二目弱くなり」という川柳を聴いたことがあります。これは、丸暗記だけで使ったところ実戦では成果が得られなかったどころか実力が下がってしまったことを詠んでいて、そこが面白いですね。
確かに、定石を覚えた直後は至る所で使いたくなります。しかし相手の方が詳しい形だったりすると一気に不利な状況に追い込まれたりします。
使うことは全然悪くありません。実際に使ってみてその定石のメリット・デメリットが見えてきたり、効果を実感したり、実際に使ってみないとわからないことが多くあります。どんどん使って意味を理解して自分のものにし、時にアップデートしていきましょう。
マニュアルをつくった人は?
マニュアルを作った人は素晴らしい。
私が尊敬してやまない齋藤孝先生の最近読んだ本にも書かれていました。
囲碁にもアマチュアとプロの世界があります。
アマチュアにもプロ棋士に勝つくらいの実力の持ち主を持っている方もいます。
大きな括りで言うと、プロ棋士は、定石や布石の構想を作る側でアマチュアはそれを使う側になってきます。
そういうことを考えていると、プロの世界は素晴らしいものに見えてきました。
#今この文章を書きながら気づく
プロ棋士の方は普段から研究に研究を重ね、ここぞという対局の場で新手を披露します。研究は、大抵一人ではなく複数の仲間と研究する。そうやって練り上げられた手なので、精度が高くなってくる。新手は話題に上がったり、研究された手の情報がアマチュア界にも広がります。そうやって囲碁がどんどんアップデートされていく、これも囲碁の魅力の一つですね。
まとめると
マニュアルは悪くない、使い方に注意しよう。
可能であればマニュアルを作れるくらいの段取り力を身に付けてみよう。
ということでした。
ただし、マニュアル人間個人を攻撃することはこれも間違いだと思います。マニュアル人間にさせてしまっている組織がそこにあります。改善すべきはその組織にある。
今日はこのくらいにしておいてあげます
#誰に言っているんだ?
読んでくれてありがとう
それではまた
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