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100分でローポリモデルを作り、その後VRCHATで友達に着せた女

※この記事は3Dモデル制作のざっくりとした流れを紹介するもので、各工程の設定などの詳細は大きく省いています。モデル制作のお勉強用に読むことはオススメしません。

こんにちは

◆事の起こり

わたしは土日を休日として過ごせないことがままあります。
逆に皆様が平日と呼ぶ日が休みだったり…
お友達と遊びの日程が合わないことに度々悩んでいます。

明日の火曜日がお休みなんだけど、何しようかな~……

あ!

そんなこんなで、VRCHATでお散歩することになりました。
バーチャル外遊びは現代的で楽しいですね。

◆くろ蟻はじめてのVRCHAT

VRCHATって、アカウントの信頼度が高くないと
自作のアバターをアップロードできないなどの制限があります。

すな場くろ蟻はVRCHATをやったことがないそうなので、勿論できません。
※そもそもくろ蟻は自身の3Dモデルを持っていないので、
信頼度を上げたところで不可能なのですが…


つまり、わたしはVRCHATの中でくろ蟻に会えない……

くろ蟻は高評価チャンネル登録に会える……

わたしは会えない……

それってなんかズルい!!!!!!

わたしは、くろ蟻がくろ蟻らしい姿で動き回るのを見たいんです。

◆3Dモデル作る

ということで、VRお散歩の予定は明日ですが、
急遽くろ蟻モデルを作ることにしました。わたしの欲望のためです。

使用するのはメタセコイア4です。
ローポリモデルのテンプレなどは用意していないので、
無から作っていきます。

頭とかも正方形を分割しつつ、周囲を丸めたりして
なんとなく造形します。

こうなりました。

テクスチャをつけました。

テクスチャ生データ

とにかくスピード重視だったのでテクスチャはめちゃくちゃ雑です。
マウスで描いています。
顔はくろ蟻が描いていたイラストから拝借しました。

ボーン構造はメタセコイアのテンプレートを使用します。
VRCHAT用にはHumanoid(Unity)を選択。
モデル形状に合わせてボーンのサイズ・関節の位置などを調整します。

ウェイトを塗っているところです。
ローポリなのでベタ塗り100%だとか、関節は50%ずつだとか、
深いことを考えずに設定できるのがいいです。

ということで、できました。

◆VRCHAT用に変換する

モデリングしたデータは、そのままではVRCHATでは使えません。
なので、ちょっとイロイロと寄り道をしながら変換していきます。
ここは全てを解説するのは大変ですし、読んでても面白くないのでダイジェストです。

①PMDデータに書き出し(メタセコイア)
②PMXファイルに変換(PMXエディタ)
③FBXファイルに変換(Pmx2Fbx Web)
④VRMファイルに変換(Unity)
⑤VRM用のモデル設定(Unity)
⑥VRMファイルをVRCHAT用に変換(Unity)
⑦VRCHAT用の設定&アップロード(Unity)

本当はもっとスマートに行けるルート(メタセコイア→FBX書き出しなど)はあるのですが、高機能版のライセンスを持っていないため、このような工程を踏んでいます。

無事VRCHATでの動作確認ができました。
上で動いているのはわたしです。
ここまでで作業時間は大体100分くらいかなと思います。

◆くろ蟻に渡す

先述の通り、くろ蟻はまだ自分のモデルをアップロードすることができないのですが、他の人がアップロードしたアバターを着ることはできます。

わたしがくろ蟻publicアバターを着て、
それをコピーしてもらえばいいのです。

エイエイオー


気になっていたワールド、メルヘン村に行きました。

ローポリ合わせ
空飛ぶジェットコースター
観覧車でいい眺め


そんなこんなで、無事に遊園地に行くことができ、
充実した休日を過ごせました。

ブゥンブゥン

くろ蟻は倒れました。

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