見出し画像

映画[窓]MADO original soundtrack のこと -2-


曲については、それぞれ板倉文さん、Ma*ToさんがCDのブックレットに書いてくれてますので、是非ゼヒ読んでいただければと思います。
制作者としての、アレコレを・・・。

●1.MOLO(桟橋) by 板倉文

これは、映画と同音源。
映画のトレイラーで流れている曲です。

●2.Impression Of A Moment by Ma*To

こちらも、映画と同音源。

●3.The closest place to heaven by 板倉文

こちらは、映画と別音源。
「窓」同様、Ma*Toさんが元の音源をなぞったトラック作りをしてくれた音源です。
文さん立会いのもと、仕上げで、ブックレットで文さんが書いてくれているようにウィンドチャイムの音が入っているというのが映画音源と大きく違うところです。

●4.Mistery Making Factory by 板倉文

この音源も映画と同音源。
ブックレットにもありますが、2020年リリースのブラジル盤「Stardust」のカップリング曲としても収録されています。
エンディングや音の処理が違いますので、かなり違った聞こえ方にはなっていると思います。

『Stardust』(ブラジル盤 CD)
https://www.galabox.jp/product/546

●5.煙 by 板倉文

こちらは、映画と同音源。
映画では効果音として、という感じで使われています。
ですが、フル・バージョンはかなり長い音源ですね。

●6.Tefu Tefu 6 by 板倉文

こちらは、映画とは別音源。
映画で使われている音源をフルで確認してもらったところ、文さんは「これは違う。これは完全版ではない」と。
「ええええーーーー!!!???」となって、最初の選曲にかんでいたMa*Toさんに確認したりしたのですが、Ma*Toさん所有音源はどれも「違う」と。
そういえばと思って、私が以前ゴンサロ(「Stardust」録音のきっかけを作ったチリの音楽家。文さんの音源収集家でもあります。)からもらっていた音源を探したところ「Tefu Tefu 6」を発見。「これですか?」と文さんに聴いてもらったところ「これです。」と。
映画で使われている部分は、問題なく共通認識の「Tefu Tefu 6」
完全なフルバージョンとなると、別モノだったのでした。
映画のものとは、聞こえ方の違う、ちょっとトーンの違う音源となっています。

完全なるフル・バージョンは、舞踏のための音楽だったこともあってかイントロ、アウトロとも、数分にわたる長いものとなっています。全体が19分を超える大作です。
今回、CDに収録するにあたっては、文さん立ち合い&承認のもと前後適宜カットしたバージョンとなっています。

●7.Aunt Remus by Ma*To

「窓」の原型です。映画と同音源です。

曲が生まれたきっかけについてはMa*Toさんがしっかりと語ってくれているブックレットを是非お読みいただきたいのですが
Ma*Toさんの作業場で話をしていたときに、ジョージ・デュークの「Uncle Remus」やらZappaやらをYoutubeで観たりしたあと
その場でこの曲を弾いてくれまして、、、
で、「おお!」っとストンと腑におち、流れがつながって、しかも「めっちゃゴスペルですね!!」ってなって、、、。
で、それが「窓」へとなっていった、と思うとその場で大感動。
おもしろいし、すんばらしいことだな、と思ったのです。

そして、
●8.窓 ~ mado 2022 ~

これについては、先に書いた通りです。
歌の録音についても少し書いてみます。
歌の収録をスケジューリングした後、映画の追加撮影の予定が同日に入ってしまったのでした。美潮さん出演ありの。
リスケ?という話にもなったのですが、Ma*Toさんの作業場での歌録りで、撮影も近くだったので、撮影後で大丈夫でしょう、ということになりました。
ただ、撮影は朝から集合だったり、待ちが長くなるだろうし、疲れちゃうかもなってのもあり、予備日も一応抑えて臨みました。
撮影は順調で、問題なくそのまま録音へ。さっすがーーー!な全く疲れも見せない素晴らしい歌唱でした。それは聴いていただければわかることで、言うまでもないことです。
メインをとり、そのままコー
}*{74154dfffffffff+ラスも、とよき流れの録音だったのでした。
クレジットしてませんが歌の録音エンジニアはMa*Toさん。


各曲については、以上です。

<-3-へ続く>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?