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CKYこぼれ話 (1) 奇跡

詳しい選曲・構成・演出に関してはKANさんが「金曜コラム」で
(帰国しだい)まとめると思うので、
おれは個人的な話をいくつか、こぼれ話として。
で、手書きじゃナンな気がしたので、ここ(note)をさっそく有効活用します。

奇跡のハナシ。

Twitterでもこのことばかりに言及してたんですが、
アンコールの『適齢期 LOVE STORY』1番終わりのキメの部分、
KANさんがステージ高く放り投げたカツラを菅原がアタマでキャッチする、
という演出でした。

サラッと書きましたが、ご覧になってない・なれなかった方を、
すごいスピード感で一気に置き去りにしてしまっていることをお詫びいたします。

結局12公演中5公演で成功。

成功率が4割をわずかに越えた……それって奇跡なの? という。
モーゼだってそんなに海割れないよ。
はい。
でもコレ、スタジオリハーサルでは一度も成功することなく、
つうか、出っ来るわけないわけないわけないよ(大江千里で)と思ってたので、
福岡の初日のリハーサルでキャッチしてしまった時には、
「ああ……なんでよりによってリハで成功するのかよ」
と、暗澹たる気持ち。
になったのですが、しかしこれがまさかの本番でも大・成・功!(テッテレ〜)

まさかの奇跡が初日から!幸先いい感じでツアースタートです。ありがとうございました! #kickyell— 菅原龍平 (@gala_sgwr) 2014, 2月 2

https://twitter.com/gala_sgwr/status/429975484311416832

出来るわけないわけないわけないよと思ってたから「奇跡」なんて言ったんだろうね。
出逢ってしまったから……ヅラと。
まあ、「本当にキャッチできるとは!」と一番驚いたのはおれです。
というわけで最終日まで、新たなプレッシャーが生まれたわけです。

こぼれ話、のっけから音楽的なハナシじゃなくて大変申し訳ないですね。

しかし、成功したときの嬉しさよ。打ち上げの酒がうまいうまい。
特に嬉しかったのはやはりDVD収録が入った大阪追加・NHKホールでのキャッチ。
公式記録として残るのは嬉しいですけど、一体どんな画ヅラなのか(ヅラだけに)、
それだけが気になります。

札幌振替の2段キャッチ成功も(注・おれがさらに下手ソデに投げて舞監さんがキャッチするという)
おもしろかったなあ。
というかおれ、勢い余ってカツラと一緒に眼鏡も掴んじゃったもんだから、
2段キャッチの瞬間見えなかった。
ボンヤリの視界に歓声で「ああ!成功したんだ!」という。
それよりも「メガネメガネ!」って慌ててるおれの画ヅラはさみしい。

で、こんな感じでカツラのハナシに終始すると思ったでしょう。
本題はここからなのよ。
大阪2日目、本当の奇跡のキャッチが!

あ、でも今日はプチ奇跡が起きたのだった。前列の人でも気づかないくらいの感じでしたが、びっくりした。— 菅原龍平 (@gala_sgwr) 2014, 2月 7

https://twitter.com/gala_sgwr/status/431788540813254656

当日終演後にはまだ「プチ奇跡」とか書いてるんだけど、
よくよく考えるとこっちのほうが本当の奇跡じゃね? という。

『Mr. Moonlight』のサキソフォンソロ、
西嶋さんがいざ吹き始めようとすると、なんとマウスピース部分にキャップが!
間に合わない!と慌てて外してステージに叩きつけたそのキャップを、
なんとおれ、ワンバウンドでキャッチ!


……この、感動がうまく伝わらないもどかしさ、どうよ。

公演をご覧になってない・なれなかった方は
「西嶋さんってベーシストの方ではなかったかしら?」
とお思いでしょうか。
気にせずDVDのリリースを待ちましょう。

でも、それこそ「コレなんで取れたの?」と、
キャッチした瞬間何が起きたかわかんなかったぐらいの奇跡なのよ!

リガチャーキャップ・参考リンク
http://www.nonaka.com/vandoren/ligaturescaps_masters.html

スポットを浴びてる西嶋さん以外はほぼ真っ暗なステージ上、
すごいスピードでワンバウンドしたキャップが、
吸い込まれるようにおれの右手に収まったという。
これを奇跡と呼ばずしてなんと呼ぶ。

……ああー伝わんねえな。再現VTRつくろう。

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