マガジンのカバー画像

LOCAL PRODUCE BOOK(先行配信)

14
<300人が受講・満足度100% > 都内の広告代理店7年・岩手県遠野市8年のプロデューサーが、失敗を重ねて身体で会得したストリートなローカルプロデュース術を、誰でも再現できるレ…
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

LOCAL PRODUCE BOOK (8) 「仲間の集め方・チームの作り方論」

LOCAL PRODUCE BOOKの書籍化に向けて書き進めてきた記事も8つ目となりました。おそらくこの記事も含めてもう4〜5本ほどで完結すると思います。引き続きよろしくお願いいたします。 * 今回は、プロジェクトマネージメント(以下、プロマネ)について。 いわゆるプロマネ。企画したものを「動かす」パートに入ります。ローカルに限らずプロジェクトや仕事で何かの案件を動かす場合には必ず必要なスキルですが、人もないお金もないローカルでプロジェクトを動かす時には色々と考えないと

LOCAL PRODUCE BOOK (7) 「情報発信論」

続いて、「どのように?」伝えるかの「②情報発信」の仕方についてお話ししたいと思います。 このパートも広告代理店出身者的には得意分野なので、ものすごく長文になってしまいました…。一般的なプロモーションの考え方とローカルでの戦い方をミックスして伝えてみたいと思います。 まず、前述しましたが、前提に立ち返ります。そもそも情報が溢れ返っているし、情報の流通経路が複雑化しており、広く遍く情報を届けるのが難しい時代です。そんな時代にどのように情報を発信し、伝えたい相手に情報を的確に伝

LOCAL PRODUCE BOOK (6) 「ブランディング&デザイン論」

つづいて、今回は【どのように?】についてです。 このパートは、①デザイン ②情報発信の2点を説明しますが、今回は「①デザイン」についてお話したいと思います。情報を伝えるために最重要な要素が、デザインです。 誰に(ターゲットを定めて)、何を(伝えるべき情報の"強み"を整理して)、それをどのような形で具現化し、また魅力的に伝えるか。 前述しましたが、何かイベントを企画する時も、商品・サービスを開発する時も、他人に伝わらないと何も始まらりません。しかし、その伝え方が上手くない

LOCAL PRODUCE BOOK (5) 「強みの見つけ方論」

前回の「誰に」に続いて、今回は【何を】についてお話したいと思います。 ここでは、情報における「強みの見つけ方」≒ 「伝えるべき情報のコアバリューを見つける方法」について紹介します。ターゲティング論で、情報を届ける相手を把握する方法をお伝えしましたが、その定めたターゲットに対して、的確な情報を伝えたいですよね。 野球のボールでキャッチボールをしてるのに、サッカーボールを投げ返したり、バスケットボールを投げ返したりして「それじゃない感」を感じさせないように、同じ野球のボールを

LOCAL PRODUCE BOOK (4) 「ターゲティング論」

続いては「ターゲティング」について。 前述の企画フレーム【誰に、何を、どのように、どうなって欲しい?】の「誰に」と「何を」をもう少し細かく書いてみたいと思います。 「誰に」 が、超大事企画や情報発信をするときなど誰かに何かを伝える際は、「誰に」の部分が最も大事です。「誰に」その情報を届けるのか。ここが全体の方向性を大きく規定します。 例えば、ある飲料水をPRする際、東京在住の20代に向けて情報を発信する場合と、盛岡在住の60代に向けて発信する場合では、当たり前ですがライ

LOCAL PRODUCE BOOK (3) 「企画の方法論」

つぎに、「企画」の方法についてお話したいと思います。 ローカルプロデュースの現場だけでなく、そもそも色々な仕事や活動の場で「企画」をする機会ってありますよね。けれど、誰しもやっていることなのに、驚くほど企画の仕方って誰からも教わる機会がありません。 プロデューサーにならずとも、プロデューサー的な考え方を身につけることは色々な人に価値のあることだと思うので、今回は「企画」について紐解いていきたいと思います。なんとなく、RPGゲームを始める際に、一番最初に持っている初期設定の

LOCAL PRODUCE BOOK (2) 「地域への入り方論」

「ローカルプロデュース」に関する本の出版に向けて、まずはnoteに書いていきます。 タイトルは「LOCAL PRODUCE BOOK」。 これからどこかの地域に移住して仕事をしようとする人、事業を作ろうとする人、起業しようとする人、副業などをやりながら暮らしを楽しもうとする人、地域おこし協力隊で赴任する人、地方の大学生・専門学校生、そんなローカルに関わりのある人に向けて書いてみます。 そもそも、僕のように「プロデューサー」と名乗らずとも、ほぼ全ての人がプランニング(企画