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連盟前期総会(オンライン)

日時 日付:令和2年8月17日(月)   
   時間:10時~17時頃 
   場所:ZOOM(アプリケーション)

議題 1.各大学の探検部紹介及び、探検部の在り方
   2.探検部という組織
   3.活動と資金
   4.活動報告の意義
   5.これからの探検部

1.各大学の探検部紹介及び、探検部の在り方

 神奈川大学アドベンチャークラブでは、竹馬で家に帰ったり、富士山をほふく前進でのみで登ってみたりと、ぶっとんだ活動を主におこなっている。
一方、拓殖大学探検部では、昆虫採集やイリオモテヤマネコの観察などの、生態調査に力を入れている。他にも駒澤大学探検部のように、探検はおろか、野外活動すらも行わない組織があったり、北海道大学探検部のように、非公式ながら本格的な調査を目標に活動していたり、麻布大学探検部のように、初心者でも楽しめるアウトドアを主としていたりなど、それぞれ大学によって特色がかなり違った。

2.探検部という組織

 ここでは、各大学がどのように安全対策や訓練活動をおこなっているかについて、発表し、議論し合った。計画審議をしっかりする大学から、ちょっと指摘された点を治せばOKが出やすい大学、そもそも審議すらない大学など、ここでも特色が見えた。また、これらによって起こるメリットやデメリットも垣間見え、それぞれの大学にとっては新鮮で、これからの活動に生かせそうだ。
 また、このテーマから探検とはどうあるべきかについても話し合われた。果たして技術は必要なのか、とか結局は経験が大事なんじゃないかなど。結論は見えなかったが、とりあえず自分が興味関心を持ったことなら、技術云々ではなく、まずは行動してみよう、という考え方が、この話し合いのキーになったと思われる。

3.活動と資金

 ここでは、探検部に活動における資金について話し合われた。基本的に部員から徴収する大学がほとんどだが、一方で、OBとの繋がりが強い大学では、事故に備えた予備資金を一部援助してもらったり、大学側から支援金を貰っていたりなど、大学によってかなり差があった。また、昔の方がもらえていた、などの意見も多数見られたので、現代の探検部に対する社会的期待が低くなりつつあるかもしれない。

 麻布大学探検部のように、撮影した活動記録をYouTubeにアップするなど、現代に見合ったやり方を採用している大学もちらほら見られた。その動画に広告収益など入れば、より重要な活動の一環となるだろう。

4.活動報告の意義

 ここでは、報告書を書く必要性とその意味について話し合われた。身内だけで回して読むように作成している大学や、他大学や一般の方にも自分達の活動を知ってもらうために作成している大学、OBなどに提出する為に作成している大学から、社会に貢献する為に差作成している大学など、さまざま。
また、ふざけた報告書を書きたいということから、公表用と保存用でわけたりするなど、大学生らしい意見もあった。
 過去の報告書については、まとめたい人はいるものの、その大変さから中々できずにいる。一方で、北海道大学探検部では現役生だけで徐々に部歴を作成していたり、駒澤大学探検部では個人的だが徐々に過去活動記録をまとめていたりなど、少しずつ努力しているところも垣間見えた。

5.これからの探検部

 ここでは、「探検部」について真剣な議論がなされた。世界の未知は100%解明できないから、人間は一生探検ができる、という意見や、授業の一環で測量や調査はできるといった意見、それはアドベンチャーを含んでいないから探検ではない、など様々。

 このテーマに結論はなかったが、探検に対する熱い思いが垣間見える、素晴らしい議論ができたと思う。

文責:𠮷田 勇也(駒澤大学探検部)

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