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データサイエンス学部ってどう?

2023年4月に開設された経営学部データサイエンス学科。インターネット情報やデータから「価値」を引き出し、活用方法を探究する学問で、AIやプログラミング、統計学、データ分析などが融合した新しい科学の領域です。
4月に入学した1年生に、どんなことを学んでいるのか、どうしてこの学科に進学したのか話を聞きました。


話を聞いた学生

盛吉真衣経営学部データサイエンス学科1年
盛吉真衣さん

データサイエンス学科を選んだ理由

将来は地元(沖縄の離島)で起業したいと考えていて、経営だけでなくデータ分析なども学べることや、高校時代にコロナ禍を経験して、対外的に情報発信するための動画制作にも興味があったので、この学科が自分には向いていると思いました。プログラミングやIT系の学びは理系のイメージが強く、そもそも文系の私には難しいかと思っていましたが、この学科は文理融合だったので、理系が苦手でも学びやすいかなということも理由です。

いまどんなことを学んでいるの?

必修の講義も多いのですが、講義の内容的には理系科目と文系科目が7:3くらいの感じがします。ただ、理系といっても高校の数学のようなものとは全然違いますし、考え方が違うというか。文系の学生が多いので、理系科目の先生も丁寧に教えてくれます。

パソコンでの作業が多いので、ノートパソコンは必需品です。Appleのパソコンが推奨されていますが、iMacを1人1台使用できる教室もあります。動画やCGを作成する講義などもあり、クリエイティブな作業は高校では学ぶことがなかったのでとても新鮮ですし、スキルが身につくとうれしいです。

時間割&授業紹介

1年次秋学期

◆英語Ⅱ
1限目の英語(F・E)はすべて必修です。週5日でみっちりですが、授業時間は50分なので通常の半分程度です。すべてがネイティブ・スピーカーの先生による講義で、ペアワークやグループワークによるディスカッションが多いです。入学当初よりはだいぶヒアリング力が鍛えられてきたと思います。

◆ビジネス・シミュレーションⅡ
この講義では起業のノウハウなどを教わっています。グループで新しいビジネスを考えて発表するなど実践的な講義です。起業の大変さがわかります。

◆人工知能概論Ⅱ
AIの仕組み、深層学習(ディープラーニング)の仕組みを学びます。数式なのに英語の羅列なので最初は戸惑いましたが、先生だけでなく友だちとも一緒に勉強して理解しています。数式の意味が理解できたときの達成感は格別です。

◆メディアプログラミングⅡ
「Maya」という3Dアニメーションのソフトの使い方を学び、ソファやチェスのコマなどのCGを作成しています。空間認識能力を試されるのですが、きれいにつくれた時はとても嬉しかったです。


在学中にチャレンジしたいこと

2024年2月からアメリカのイースタンワシントン大学に留学する予定なので、英語もしっかりと身につけたいと思っています。あと、プログラミングの資格にも挑戦したいです。

この学科で学んだことを将来どのように役立てたい?


将来は地元に帰って起業したいと思っていますが、地域活性に役立つ仕事を考えています。1年の春学期では動画編集の授業もあったので、在学中に地元の紹介動画をつくってみたいです。データサイエンス学科で得られるスキルは、パソコンとインターネットがあれば作業する場所を選ばないですし、地元でもいろいろな挑戦ができると思っています。地元は離島のため仕事が限られているので、若い人は島を離れてしまうことが多いのですが、島でも働ける環境をつくれれば地域活性にもつながりますし、また、データ分析やSNSを活用して地元の魅力を発信すれば観光面でも役立てると思うので、経営とデジタル技術を学べるこの学科の強みを将来に役立てたいです。


※記事の内容は、2023年11月取材時のものです。