その衝動があればまた燃える「Rekindle the flame」イベスト感想【プロセカ】
最大目標"夢"であったRAD WEEKEND越え。何年も夢を目指して、夢があるからストイックに全力で進んでいけたからこそ、達成した後に「はい次へ」とは簡単にいかない。世には「やりたいことなんて無限にあるだろ」と容易に夢を持てる(淡い願望レベルではなく本気で"夢"として行動できる)天才もいますが、大抵そうはいきません。
新店長(代理)に洸太郎を迎え、再会したWEEKEND GARAGEにはビビバスに火をつけられた者たちが集まります。世界を目指し、音楽活動とともに英会話にも力を入れますが…。
イベントにゲスト出演して盛り上げますが、彰人は今一つ乗り切れない感覚で、それは相棒冬弥にも見透かされます。大丈夫とは言ったものの、RAD WEEKENDのような突き動かされる感覚がない。新たな目標『世界を獲る』は嘘ではないはずだけれど、何か燃えない。これはごく自然な感覚だと思います。直に見たRAD WEEKENDとその時の衝動を具体的にイメージしながら突き進めた時と違い、『世界を獲る』は具体的なイメージが難しいです。また、「凪さんの夢の先へ」は幼い頃から接してきた杏と、RAD WEEKENDで見ただけの彰人では当然思い入れに差があります(杏の想いはそれこそ奏の”救う"くらいの"枷"ともいえる重さと思います)。メイコさんの言う通り「同じ気持ちで追いかけられないのは仕方ない」ことです。
とはいえ、現状をどうにかしたい、中途半端ではいたくない思いはあります。悩みに対するカイトさんの回答はシンプルで、RAD WEEKENDに偶然出会えたんだから、同じように心を燃やすものにもまた偶然出会える。世界は広いから知らない偶然も沢山あるよ、というもの。楽観的にも思えるけど、それが真理な気もします。そう思ったところで現状が直ぐにどうにかなるわけではないけど、「それでも無闇に焦って空回るよりはいい」。
そして、今まで積み上げてきたものがあるほど、新たな出会いの機会も増えるものです。RAD BLASTを見て同じハコを回っていたという噂の双子に出会い、勝負を挑まれます。最初は期待に応えられない彰人でしたが、スレイドの歌に突き動かされ「久々に必死に」歌うことができました。熱くなれるものを探しに、凄い歌に突き動かされるその心が、衝動があれば、きっと新たな"夢"も見つかるでしょう。
画像出典:『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』イベントストーリー「Rekindle the flame」2024年、
SEGA・Colorful Palette・Crypton Future Media
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