モモジャンの魅力とは「Lead to shine more」イベスト感想【プロセカ】
今回出てきた言葉なら「個性」「どういうグループなのか」「替えのきかない」ところ、他の言葉なら「売り」「コンセプト」等々…つまるところ「魅力」は何なのか。
人気上昇中で仕事の取捨選択が必要になったモモジャン。遥はASRUN時代のプロデューサーに聞いた仕事選びの方針を思い出します。単なる知名度より個性が伝わらなければ「大きな声」を生み出す熱量あるファンは得られない、このPいかにも敏腕です。
とはいえ、メンバー個々ではなく「集団の個性」と言われると案外難しいもの。実際、それぞれ個性を発揮した人が集まればそれだけで魅力的な集団にはなります。しかし、それだけでは進路は定まらず、気づいたら望まない方向に進んでいるリスクが増えます。ここまでこれたモモジャンにもグループとしての「個性」があるはず、ただそれがうまく言語化できない。
相談したカイトさんが、流石アイドル兼マネージャー、普段言語化が上手な遥が明確に出来なかった部分を即答でした。ここからのカイトさんの回答、それを受けて遥が出した答え、それを聞いた斎藤マネージャーの言葉、3つともモモジャンの魅力を的確に表していると思ったのでそのまま引用してみました。改めて文字に並べてみると、言っていることの核は3人とも同じなんですが”それぞれの立場から見た言葉”だなあと思いました。
モモジャンの「個性」も明確になり、選んだのは町おこし番組。マラソン大会を盛り上げるため協力しますが、依頼した会長さん以外の町民はどこかそっけなく、解散後「あんな若い子達が町おこしの力になるのかしらねえ」「テレビなんて呼んで」という否定的な声を聞いてしまいます。よくある排他的な余所者排除とイラつくのは簡単(まずそうならないモモジャンみんながすごい)ですが、遥はその本質を「不安」とすぐに見抜きます。そして、町民の「不安」に向き合うのはもちろん、全力で真剣に取り組むことで信頼を得ていけるとメンバーにも前を向かせます。この洞察力と相手を思いやる言語化能力に行動力、桐谷遥の卓越した魅力の1つだと思います。
モモジャンの頑張りもあり順調に進むも、参加者が予想以上となったことで前日に自分たちが提案した参加者に配る栞が不足していることが発覚。ここの即決での「1人100枚だね」も遥らしくて好きです。そこに私達もやるぞと現れる町民たち。モモジャンの真剣な姿勢が町民の信頼に繋がりました。
無事番組は成功、遥は今後モモジャンをプロデュースすることになりました。今後柊Pとのプロデュース対決的なこともあるのでしょうか。そもそも柊Pが遥が一度去ったことを、そして新たな道で戻ってきたことをどう思っているのかも気になるところです。
画像出典:『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』イベントストーリー「Lead to shine more」2024年、
SEGA・Colorful Palette・Crypton Future Media
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