顎関節症の社不日記-23日目

 実を言うとこの日記は時々日によって起きた出来事をあべこべに変えながら書いていたりする。なので昨日報告したことは一昨日のことかもしれないし、なんなら君たちにとっては明日の出来事かもしれない。
 というわけでバイトの採用が決まったわけだが。バイトっていうか契約社員?正直適当に応募したのでよく分かっていない。時給1000円なことには変わらないので適当に頑張ろう。

 アマゾンの倉庫の単発バイトを除けば初めてまともに勤労する。正直めんどうだ。俺一人働かなくても世界は回るだろうに、なんて気持ちもある。文字書く時間も減るし、シンプルに疲れるし……嫌すぎだね。

 まともに生きてはいないので、お金もない。お金がないということは人が想像する『豊かな生活』が出来ない。豊かな生活が出来なければいい経験も出来ず、人間としての格差が出て……なんてのが世間一般の見解なんじゃないかと自分は思っている。貧すれば鈍するなんて言葉が今も残ってるのだから間違いない。
 しかし自分が思うに、自分は自分で人に無い体験をしているのだろうと考えている。大学卒業後就職せずにフリーターなんてのはありふれた話ではあるが、過程は自分だけのものだ。
 ゲームをしている時間を『何もしていない時間』とか『無為に過ごした』みたいに言う人は多い。ただこれを『周りが頑張ってる中、ゲームをした』という独自の経験として捉えることが出来るかで、糾える蠅も多少良い方向へ、というふうに自分は考えている。頑張ってたヤツは頑張ってたヤツの影でゲームする経験をしてないのだ。
 曇天も様々な色を重ねて曇天になった、というところだろうか。これを好きになれるかどうかは見る人次第。自分の人生が好きだったと死ぬ前には言えたらいいね。

 でも普通に働くのは嫌。月10万で良いから誰かくれない?

 

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