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201208_竹を切りに高槻へ

昨日は高槻市にある「あくあぴあ芥川」へ。現在あるイベントの関係で竹を頂きに行きました。今回もNPO法人 森のプラットフォーム高槻の小柿さんに協力頂き、竹の切り方や知識を教わりながら作業にあたりました。

竹といっても色々種類があり、高槻には孟宗竹[モウソウチク]が多いとのことでしたが、孟宗竹は径が12センチ以上あり、運搬や重さの問題から、真竹[マダケ]を切ることになりました。ちなみに孟宗竹は中国から来た竹で、昔は庭先に植えたりして、各家庭で物干し等の日用品の材料として使われていたそうです。それが野生化し現在に至っています。また、孟宗竹と真竹は節のラインで見分けがつくそうで、細いラインが孟宗竹、太いラインが真竹だそうです。

実際竹を切ってみて分かったことは、如何に枝がかりの少ない竹を選ぶかが重要だと感じました。伐採は至って簡単で、ノコギリですぐに切断できましたし、木の伐採のようにすぐに倒れることもないし、何より軽い。成長も早いし、真っ直ぐだし、古くから重宝されてきた理由がよくわかります。そして、一番手間がかかるのは枝打ちでした。枝の付け根を1/3ほどノコ目を入れてもぎ取る、これを必要な部分に施していきます。あとは竹藪から運び出し、束ねて搬出。軽いといえど、15本あると一人では持てません。適宜分割して搬出しました。

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上の写真は竹の根っこを説明頂いている写真です。竹には親になる竹があり、それから地下茎という太い根っこが四方に伸びていきます。そこから出てくるのが竹の子で、それがまた竹になります。小柿さん曰く、新しくできた竹も2年ほどで地下茎を伸ばすようになり、6年経つと老いて竹の子を作らなくなります。なので保全する場合はそこを見極めて竹を切らないといけないし、逆をいえば竹の子を取り尽し続ければ、竹藪はなくなるとのこと。竹藪全体の根っこであの長い竹が支えられていると考えるととても納得できます。一本だけではなく、群れで、全体で生きている植物なんだと改めて教わりました。(上記の内容が農林水産省のHPで紹介されていましたので、添付してます。)

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この竹を使って何ができるのか。今後また紹介していきたいと思います。

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