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占いはトレパネーション?

最近映画にもなった山本英夫先生の漫画『ホムンクルス』を読んで占い師の僕がふと思ったこと。

この作品は、主人公があるきっかけでトレパネーション(頭蓋骨に穴を開ける)をして、人の心の形が見える超能力を得てしまった、というお話。

この超能力の前では、肉体の形(ルックス)が心の形(ホムンクルス)となって見えていて。例えば、通常はヤクザで強面の人が心の形で見ると、全身機械に包まれている泣き虫の子供に見えたり、出会いカフェでバイトしている女子高生は全身が砂でできたりと、この作品ではその人の心の傷や渇きにフォーカスを置き、具現化されたらこんな表情でこんな形だよね、で、その形にはこんな奥深い理由がある、なんて事を紐解いていて、非常に人生観を考えさせられるのと、一つ一つのドラマを持つ人間ってやっぱり面白いなって思わされる作品です。

作品の説明で前置き長くなりました(笑)、、、で、何が言いたいかというと。

僕が普段やっている占いってこういう事だなって、、相手のルックス以外に心の形や雰囲気を感じ取らないといけない。

読んでみて、ただ少しハッとして、ここに書いてみました。

で、もっと深く掘り下げてみて、心の形(ホムンクルス)を占いと紐付けて考えていくと面白くて。まずは自分のホムンクルスってどんな形なんだろう?って考えてみると、まず先に思い付くのが占星術。占星術における10個の天体を人体のパーツごとに分けて、ルックスの特徴は12星座で考えたらホムンクルスは出来上がるなって。現に東洋の占いは体のパーツごとに意味を紐ずけて、その人の持っているものをパーツごとに振り分けたりするし、星座でも出来なくないし、やっている人もいるのかもしれない。

で、天体のパーツ分けとルックスを12星座で分けたら、、、、、

例えば、みんなが知っている星座の太陽星座は骨格に当たるのかな?とか。だとしたら僕は魚座なんで、魚座のキーワード(終焉、宇宙)あたりを使って、細身、色白、とかにして。月は顔、表情で、山羊座だからまゆ濃いめ、目鋭いとか、金星は服装とか、とか、とか、、、、

色々考えられるな!って、思いました。

ただ、このパーツ分け、ひとつ注意点があって。基本、占星術って、10天体で意味が分かれているんですが、実際占っていくと10天体を分けて才能を白黒はっきり振り分ける事って個人的になかなか難しいと思っていて。太陽も月も共鳴しあって新しい意味を作る瞬間があるから、白もあれば黒もあってグレーもあるというか。

本来、10天体で10個の色が人それぞれあって、常に少しずつ混ざりあっているんですよね。

だから、ゲームのキャラクター設定みたいな作り方では正解率60%程度のホムンクルスしか作れない気がしました。

みんなのホムンクルスを占いで作ってみたら面白いかな?ってアイディアだったんですが、、余興程度に楽しめるけど正しくはない情報というか、誤解を招くかなって思っちゃいました。

きっと人を何かで表す時はもっと抽象的でなければ本当の正解とは言えないのかも。もうちょっと考えてみようかなって思いました。

長くなりました独り言です(笑)。


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