好きになったアイドルが4日で卒業をした話。
この前あった参議院選挙特番にアイドルが出ていた。
選挙なのにアイドル?!と少し固まってしまったが、
その人の意見は鋭く何年もその道で生きてきた人に負けず劣らずのような鋭い矢だった。
その瞬間に何かが僕に走った。
この人のことが知りたい。そう思った。
でも、アイドルとして卒業を発表していた。あと4日しかなかった。
4日!!4ヶ月ではなく!4日!!!!
何ができる?4日で!
焦りながらもとりあえずWikipediaを見てみることにした。
見ているうちにその人の凄さが見えてきた。
慶應義塾大学卒
帯ラジオパーソナリティー
エッセイの連載
書籍の発売
凄すぎる。人間がこんなに芸達者でいいものか。
「一つの特技で頑張るんじゃないのか!」と言う考えも
現役アイドル
と言う6文字で黙ってしまう。凄すぎ。
でもまだ「ただいろんなことに挑戦しているだけだ」きっとそうだ。
取り柄なしザコなりの期待を持ち本を読んでみた。
文才まである
僕の心は一瞬で打ち壊された。
まだ20代と思えないような達観しすぎた意見にとても心打たれた。
達観的と言われると第三者の目のようなイメージだが、
凄い人の達観は箱庭を見るようなくらい視野が広い。
それくらいの凄さを文章から感じた。
まだラジオがある!FMラジオ的な淡々としたラジオなのでは?
もう折れすぎていた心をなんとか立ち直して聞いてみることにした。
日頃から深夜ラジオを嗜んでいる僕が楽しめるのか?
とドキドキしていたが吸い込まれるような流れの良さで魅了されていった。
それを週4日やっているらしい。
人間はそこまで頑張れるのかと心底自分の無力さを思い知った。
それと同時に意外にも頑張りたいというモチベーションが湧いてきた。
自分も少しはその人に近づきたいな。
夢に向かって頑張っていきたい。4日でも愛されるように。
「行き倒れたってそれで本望だ」
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