『工務店の仕事をしている私』(後編)①



大学の建築学科に進学した私は、初めて親元を離れて一人暮らしを始めた。

一人暮らしといっても、寮に近い朝と晩に食事が付いているところだった。

元々、炭鉱のあった街、少しさびれた昭和感の残る街並みを自転車で大学へ通った。

大学では建築の専門授業は好きで、別に教授のご機嫌取りではないけれどいつも1番前の席で授業を受けていた。その割には成績は中の中位だったけど、1番前の席で授業を受けていると言うだけで『古賀さんは賢い』なんて変な噂が噂を呼ぶ状態だった。
内心では、授業についていくのが精一杯だったんだけどねww(ノートは完璧♡)


そうそう、大学で初めて出来た友達に誘われて入ったサークルが『陶器研究会』(研究会ってwすこぶる地味だけど現在のお人形づくりの原点、そして旦那との運命の出会い)。
この話はまた今度。


授業とサークル活動の繰返しの日々だったけど毎日が楽しくって充実した学生生活をおくった。


3年生になると就職活動が始まる。
漠然としていたけれど、将来父と仕事するためにまずは外の世界を知らなくてはと、建設会社に勤めて経験を積もうと言う事でひたすら建設会社へエントリーをしていました。
私は建設現場に近い仕事がしたいと思っていたので、営業職や設計職ではなく施工管理、現場管理で探すものの、女性の採用枠が全くなく、ひたすら落ち続けること40社?50社?(だいぶ落ちた)

『次の会社が決まらなければ職種を変えるしかないかなあ』なんて思って受けて受かった会社が四国の建設会社でした。女性の積極採用されていて、実際に現場の管理で活躍されている女性の方もいてとても希望をもって入社した。

新入社員の洗礼だったのか初めて配属されたのが分譲マンションの営業でした。
ひたすら毎日決められたエリアを訪問営業『マンション見にきませんかぁ?買いませんかぁ?』なんてウブだった私は直球で言えず、世間話ばかりして回っていた。邪険にされる事もしばしばで、インターホン鳴らすのも怖いと思う時もあったけれど、奇跡的に1組だけモデルルームに来てもらうことができて、奇跡的にご成約頂く事ができた。(本当奇跡)


長くなったので続きは後編②で♪






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