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豊かな表現力を育むために

【プティパ通信】
言葉を覚えるというと「よりたくさんのものの名前(名詞)を覚えること」に意識が向かいがちです。しかし名詞をたくさん知っていていも、自分の気持ちや考えを伝えたり状況を正確に説明することに必要な表現力が磨かれるわけではありません。
豊かな表現力を身に付けるために必要なのは「形容詞」や「動詞」「副詞」です。「名詞」は絵本やテレビを見ることで覚えていくことができますが泳いだことがなければ「泳ぐ」という言葉と理解できないように「動詞」は体験することで身に付きます。
そして様々な気持ちや状況を体験しないと「形容詞」や「副詞」は理解が難しいのです。「バスに乗ろう」ではなく「新しいバスに乗ろう」というとワクワクしてきますし、「行こう」だけではなく「ゆっくり行こう」と言うとなんだかホッとします。
このように体を通じて、あるいは心が動いた経験によって獲得した言葉は
決して忘れません。体や心を通して言葉を獲得できるよう幼児期にさまざまな経験をすること、それを言葉にして聞かせることがとても大切なことなのです。

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