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C;ON(シーオン)武道館への道 #5 がきおの「シノゴノ云わずファボります」 23.1.7.

1年前の15分から、持ち時間は40分に! 別次元のパフォーマンスを披露したNPP(ニューイヤープレミアムパーティ)について


明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今回は、早速新年最初のNPPのステージについて振り返りたいと思います。

2023年1月3日。
40分という持ち時間で行われたステージでしたが、一言で表すなら「圧巻」! これしかありません。昨年末に行われた「輝け!シーオンレコード大賞」の勢いというかテンションを、新年に持ってこれたステージだったと思います。

その中でも注目したいのは新曲「C ;ON's Love Call」からの「Noisy」、そこでボルテージが上がってからの「道」でしょうか。この緩急はシーオンの真骨頂だと思います。

「C ;ON's Love Call」はAメロBメロは特にKPOP風で、ダンスも含めて「メジャー」を意識したものだと感じました。この曲から伝わる迫力は、「INVADER」を凌駕するかもしれません。
そこから会場を最高潮に持っていくのはファンが選んだ「シーオン レコード大賞」で22年第1位となった「Noisy」でした。

そして、「道」。

「トークステージでも伝えたんですが、6年目で初めてフェスに出られるようになって、1個目のフェスがNPPでした。
そんなステージにまたこうやって今年、40分間もステージできて、とってもうれしいです。
そんな気持ちを込めて。
聴いてもらいたいと思います」

しおんさんのこの言葉からはじまった「道」は本当に心に響きました。このMCもあり、年末に披露された際はなんとかこらえた私の涙腺も、決壊してしまいましたし、年末のこともあったので、メンバーも泣いてしまわないか心配しました。

NPPへの熱い想いを言葉にした栞音さん。ただし、みかんの使い方は間違っている?

別次元だからこそ、試行錯誤した5年間

シーオンのライブは別次元です。ただ、他のアイドルのライブが下とか、シーオンが上とかそう言うつもりはありません。次元が違うというのは、受ける感情の質がアイドルの現場では独特という意味です。

映画で3Dとか4Dとかありますが、そのくらいの次元です。

昨夏にシーオンに関してあるツイートを目にしました。

「楽器が上手な色物アイドルだと勝手に思い込んでた」

こちらにたいして批判するつもりなどはまったくなくて、言いたいこともよくわかるからです。

このアイドルの世界では「楽器を上手に演奏する」ことが色物で、「鼻でリコーダーを吹く」ほうが、エンターテインメントとして正統だと思う人もたくさんいるのです。そういうアイドルファンの「アイドル観」が、シーオンが注目されなかった不遇な時代を作ったのかもしれません。

不遇というのは下積みとは違います。実力があるのに、評価されないことが不遇であり、成功をするために実力をつけるのが下積みです。

シーオンは実力もある「不遇」な時代にも、さらに足りないものを探し「下積み」をしました。
だからこそ、圧巻のステージを作り上げることができた。
その努力に対してファンは、最大限のリスペクトをするのではないでしょうか。

これだけ活動のステージを上げていくと、むしろ「色物」であることに注目が集まるのが必然だと思います。

恒例となったお手製の自己紹介ボード。「もっと知ってもらいたい」それはメンバーもファンも同じです。

そして、シーオンはアイドル界を「やっぱり楽器が上手に弾けるってかっこいいよね」と価値観を変えることができるのか。

もしアイドル現場でそれができたのならば、アイドル現場の枠を超えて「こんなアイドルがいる」とシーオンが世間から注目されるはずです。

そんな日がいつか来てくれる。
そう思わせる圧巻の40分でした。

【追記】
田辺洋一郎先生の「今月はだれ推し?」の中でもシーオンのことを「正直なところアイドルというカテゴリで見ると変わりダネの目で見てしまっていた」と描かれています。

田辺先生はNPPもご覧になっているようなので感想が楽しみですね。

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