SIGMA I seriesの新作2本、春旅への誘い。-別府・日田編-
旅の邪魔をしないSIGMA I series
こんにちわ、Akiraxeです。前回の真鶴編にひきつづき、今回は大分県の別府・日田にSIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary とSIGMA 50mm F2 DG DN | Contemporaryを連れて行きました。
別府は日本一の湧出量を誇る日本屈指の温泉地、僕の地元群馬にも草津温泉がありますが、一角が温泉街という感じに対し、別府は街全体が温泉地。街の至る所で湯気が立ちのぼっており、実際に行ってみるとその規模に圧倒される場所です。
中でも7つの温泉地獄からなる「地獄めぐり」や、野菜や肉、魚介類などを温泉の湯気で蒸して食す「地獄蒸し」などフォトジェニックな場面もたくさんあります。
SIGMA I seriesはプレミアムコンパクトプライムがコンセプトなだけに、フルサイズのレンズとしてはとてもコンパクト。さらに同社のfpと組み合わせて使えば、旅先では邪魔にならないサイズ感で、フルサイズなのにガチになりすぎず気軽に撮影できます。
一方で、心地よいクリック感がある絞りリングを回し意図した絞り値に変更したり、適度な粘りで滑らかに動くフォーカスリングでピントを合わせたり、単なる「記録」から、時に構図を決めて「撮る」ことへ意識を持っていくことができるレンズだと思っています。
別府-地獄蒸し体験
まずは別府温泉の湯気の洗礼を受けるべく地獄蒸し体験へ。向かったのは「ひょうたん温泉」。砂風呂・温泉・地獄蒸しと、全部入りの施設なので別府初心者にはとてもオススメの施設です。
「蒸し釜」には常に温泉からの100度の蒸気が送り込まれているので、食材を釜に入れる際は厚手の手袋をします。15分ほどで料理は完成、自然の蒸気で調理された食材はとてもやわらかく、しっとりとした食感に仕上がります。
また街の至る所で温泉たまごを売っています。料金は概ね80円/1個。ふつうにおいしいので食べ過ぎ注意のやつです。
別府-地獄めぐり
地獄めぐりの観光施設としては、海地獄・血の池地獄・竜巻地獄・白池地獄・鬼石坊主地獄・鬼山地獄・かまど地獄と、7つあります。その中でもインパクト大の血の池地獄へ向かってみました。
酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥により、血のごとく真っ赤な温泉池になっているとの事。また80度近い温度なので、普通に温泉と思って入ったら死にます。(そもそも立ち入りできませんが)
阿鼻叫喚の景観に、わんこもおもわずこの表情。まさに「地獄」です。
(飼い主さんに許可をいただいて撮影しています)
次に向かったのは7つの地獄の中で一番広い海地獄。地獄という名前に反して綺麗なコバルトブルー。
入り口近くには広めの足湯も併設されています。桜は見頃を若干過ぎたものの、散りゆく花びらが最高のひと時を演出していました。
最後に訪れた地獄は鬼山地獄。
ここにはなぜか大量のワニが。全部で80頭いるらしいです。違う意味で地獄。
最後に自分が別府取材では必ず訪れる「湯けむり展望台」で、街に立ち登る圧巻の湯気を眺め、別府を後にしました。
(ガチな撮影をする場合は逆光になる夕刻がオススメ。街中の湯気がキラキラと輝きます)
日田-進撃の巨人の原点
大分県日田市は、あの「進撃の巨人」の作者である諫山創さんの生まれ故郷です。別府からは高速を使えば車で1時間前後の位置になります。(距離にして80キロ弱)ここに訪れた人は、なぜ壁に囲まれた世界観が生まれたかに納得すると思います。
市内の大山ダムには、主人公のエレン、ミカサ、アルミンの銅像が存在します。この構図だとダムとバレバレなので、すこし構図を変えて撮ってみます。ウォールマリアになったでしょうか?
回り込んで彼らの正面から。あおり構図で撮れば、ヌケはウォールマリアに見えなくもないです。
ダム貯水側に停まっている小舟でさえ、何故かウォールマリア地区からの脱出をイメージさせます。
日本のウォールマリアに咲き誇った菜の花、巨人が来ることさへ忘れてしまうのどかさです。
近くの道の駅に併設された進撃の巨人 in HITA ミュージアムでは、諫山さんの書き下ろした様々な原画を見ることができます。個人的には「銅像のボツ案」がツボでした。「予算や構造に無理があるため」とか w
ミュージアムの近くにやきそば屋さんがあったので、そこでお昼を。
紅生姜はうっかり多めに乗せてしまうタイプです。味はB級っぽいソウルフードな素朴味。やわから麺の中に紛れ込むウスターソースの染み込んだ硬めの麺が食欲をそそります。
店内には諫山さん直筆のイラスト、「そうなるよね」的なキャスティング。
そして日田駅前のリヴァイ兵長にご挨拶して帰路につきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。もしこの記事が参考になりましたら、スキしていただけると嬉しいです。
今回は先行でお借りしたSIGMA I seriesの新製品、17mm F4 DG DN | Contemporary、50mm F2 DG DN | Contemporaryの2本で撮影し、僕なりの「旅行記」を綴ってみました。フルサイズのレンズなのに邪魔にならないコンパクトさ、思わず撮影に出かけたくなるフルメタルボディのラクジュアリーな感触、僕が旅に出る理由には十分でした。
今回の記事の中で使った写真も、できるかぎりJPEG撮って出しで、レンズの素性が分かるものをチョイスしています。(一部、現像したものもありますが、基本補正をしたのみ、レンズ補正はfpボディ内デフォルト、トリミングや変形は一才手を加えていません。)
機会あれば、ぜひこの2本のレンズの素晴らしさ、楽しさを体感いただければと思います。
・イメージ中のfp用の赤いグリップはTakumaさんのshop👇から購入可能です。
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