What is success to you?

またまたこの本の話を。


この前のnoteでも書いた通り、この本の中にWhat is success to you?という質問があるんですが、教えていてこれって本当に重要な質問だなと思います。なんでかっていうと、これを考えたことがないがあまり、常識から「これが重要だ」と思うことをして、でも本当はやりたくなくて、その結果やる気にならなくて「モチベーション難民」になってる人が多いなと思うからです。


まあ、これはよく言われることですが、そもそもモチベーションが湧かないとできないことって本来はやりたくないことだから、やらない方がいいんですよね。逆に、もしそれが表層的に嫌でも、本当にやりたいことと繋がっていれば、いろいろいうけれど、最終的にはやるので。そういう観点からすると、実は何かに上達するために一番重要なことって、「どうなりたいのか?」を考えること、言い換えれば、自分の理想の状況を定義することだし、そのためには、What is success to you?みたいな質問ってすごくいいなと思います。


ちなみに、個人的には、大体のことって習えばある一定のレベルまでは行くと思っていて、じゃあ、なぜ上達しない人がいるかというと、それは一つは今回話したように、「自分がやりたいと思ってることが、実は周囲に吹き込まれた思い込みに過ぎず、本来はやりたくない」からです。もう一つは、「上達するためには、現状から変わらないといけないけど、でもそれは自己否定につながる」からです。


この自己否定ってのが、単に「昔習ったことと違う」っていうだけなら、そこまで難しくないんですが、ただ、「できない自分と向き合うのが怖い」って側面がそこに入ってくると、結構難しいというか、わりかた大変な作業だなと思います。


まあ、単に山月記の「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」って話なんですけど、でも、何かに対して上達したいって時に、コンプレックスからスタートする人が結構いるので、その場合上達するために必要な「現状の認識」の過程で必ず出てくる、「できない自分の認識」がうまくできず、見当はずれな対策をして苦労することが結構多いなと感じます。(もちろん、「できてる自分の認識」も必要です。)


長くなったので、この辺で!

では!


井上大輔


追伸

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高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr