見出し画像

外語祭を、外実を、企画局を、皆が好きでい続けてくれますように。

スタッフブログをご覧の皆さん、こんにちは。今年度の企画局長を務めております、みさそです。初めてのスタッフブログをついこの間書いたように感じますが、時が経つのも早いこと、ついに3回目最後のスタッフブログとなってしまいました。

書きたいことはたくさんありますが、先日の副局長のブログに倣って、せっかくですし今まで誰にも口に出さなかったことをメインで書いてみたいと思います。

遡ること3年前、僕は浪人生活の真只中でした。卒業した高校も、外大に通っていればコンプレックスに感じるほどの平凡な学校。半年後大学に通っている保証もなく、ただただ机に向かうだけの日々。自己肯定感を生み出すのは至難の業でした。その時僕が思っていたことは、大学では何か自信を生み出すことをする、ということでした。1度も外語祭に来たこともなかった自分が外語祭実行委員会に入会したのは、そんな冴えない自分がポジティブな方向に向くためのきっかけにしたかったからです。外語祭という1つの目標に向かって皆で努力し、大きな責任を持ち何かを創り出すという経験を得ることができれば、数年後の自分は今よりも少しは自信を持つことができているのではないかと。表面的、というか痛いことを言っているのは百も承知ですが、特に根拠はなく当時の自分は本気でこう考えていました。これ以上書くのは恥ずかしいのでやめておきます…。

そのようなことを考えて外実に入会した1年目。右も左もわからないいい加減な自分には、大量の仕事を淡々とこなす先輩の姿は眩しすぎました。しかし同時に、自分ももっとしっかりしなきゃと気づくきっかけにもなりました。フィナーレの司会をし、自分たちのカウントダウンで花火が上がった感動は一生ものの思い出です。2年目は前年までコロナウイルスの影響で中止されていた対面企画や料理店が復活し、「本当の」外語祭を初めて経験しました。自分たち2年生はそれぞれの企画の主担当として、その企画を全うしました。来場者は自分の企画を果たして楽しんでくれるかと不安に思うことも多々ありましたが、最終的には長蛇の列ができているのを見てこの上なく嬉しかったのを覚えています。

そして、3年目の今年。局長になりました。
「リーダー適性」とは非常に定義の難しい言葉だと思いますが、言葉通り自分が「リーダーに向いているかどうか」と問われると、皆がどう感じているかはさておき、僕はYESと答えられる自信は全くありません。それはこのブログを書いている今でも変わりはありません。当初は、それまでの2年間の局長の仕事ぶりを見てきた身として、何かと抜けているところの多い自分に局長など務まるのかと、やる気があっても実際上手くいくものか、と不安に感じていました。しかし、そんな自分にも局の先頭に立つ身として、絶えず持ち続けてきた確固たる願いが1つあります。それは、企画局を局員の居場所にしたい、ということです。その理由や達成方法はどうであれ、とにかく毎週月曜日の局会議が楽しい場になればいいなと思っていました。今考えてみれば、僕が努めてきたこと全てがその願いに繋がっていたと感じます。例えば、僕は局員に口うるさく「提出物の期限は守ろう」と言ってきました。当然それは仕事の基本としての意味もあります。もう一つ、期限を守らせることができれば、それに感謝し、褒め、期限を守ることができたという自信を持たせることで、仕事や局自体にポジティブな気持ちを持ち続けることができるのではないかと考えていました。

でも。そう考えていましたが…。んー、悔しいです。現実は、真逆でした。企画局は気付かぬうちに自分の居場所になっていました…。自分が支えられる側になってしまっていたのです。1年間そこまでストレスを感じずにここまで続けてこられたのは、局員の一人ひとりが円滑な局運営と明るい雰囲気の維持に貢献してくれたから、これに尽きると思います。提出物のリマインドを積極的にしてくれる人、面白いことを言って局を盛り上げてくれる人、ちょっと抜けているところがあってもそれを笑いにして提供してくれる人、「お疲れ様」と声をかけてくれる人…。「皆に支えられている」とは非常にありがちな言葉、というかもっとかっこいい表現ができる言葉だと感じますが、この1年を振り返ってみると、今の自分をこれ以外の言葉で表すことはできません。しんどいこともある中、仕事は責任感を持ってしっかりこなしてくれて、でも会えば笑っていてくれる。そんな皆にどれほど助けられただろうかと思います。本当にありがとう。

外語祭が、外実が、企画局が好き。少し頼りなさもあったかもしれない僕の局運営で、それでも1年間ここまで走り続けてくれたそんな局員たちが、今、そしてこれからもこのように感じていてくれさえすれば、僕なりに目指してきた局長としての目標は達成されます。来場者に楽しんで欲しいということは十分に局員が考えてきてくれましたので、僕1人くらいは、そんな皆が最後まで自信を持って自らの企画の運営を全うし、外語祭を創り上げる達成感と喜びを感じることを願わせてください。

僕の外実ライフはあと2週間でゴールを迎えます。外語祭が待ち遠しい気持ちとそれが終わると日常から外実が無くなってしまうという寂しさが拮抗していますが、外語祭直前期の忙しさや焦りから少し距離を置き、ゆっくりとこの3年間を振り返る時間も作りながら残りの時間を大切に過ごしてゆきます。

P.S.写真はフィナーレの司会を務めた際の物です。懐かしいなぁ。


みさそ(企画3年)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?