演劇、やっぱりいいなぁ
こんにちは。語劇局2年のいわです。
去年に引き続き演劇について語りたいと思います(語るほどの中身はありませんが)。今年は昨年ほど多くの舞台を観に行ったわけではないので、最近観たばかりの作品について書こうかなと思います。
公演名は「我ら宇宙の塵」です。これはEPOCH MANによるもので、脚本・演出・美術は小沢道成さんが手がけました。実はこの方、とっても素敵な俳優さんで、虚構の劇団に所属していらっしゃった実力派です。前に彼の女性役を観たことがあるのですが、そのときは驚きで一時思考停止してしまうほどでした。女性なのか男性なのか分からなくなる境界線上の人に感じられましたねぇ。とにかく彼の表現力には脱帽です。
小沢さんはよく一人芝居や二人芝居を手掛けているのですが、今回はなんと五人芝居。それぞれの役の個性がしっかり確立されていて、観ていて興味深かったです。そして、この舞台最大の特徴は、やはり主人公の少年(パペット)と言えましょう。パペットは小沢さんが操り、声も彼が担当していました。ときどき、小沢さん自身が話しているのか、少年の声として話しているのか区別がつかない演出が施されていて、こちらもまた非常に興味深く感じられました。残念ながらこの公演は終了してしまいましたが、機会があれば小沢道成さんの他の舞台を観てみてください。そこに何か大切なものを見出すことができるかもしれません。
ここまで長々と書いてきましたが、最後は演劇とは関係のない、私の第二次森見登美彦大先生ブームの話をして締めくくろうと思います(ちなみに第一次ブームは高1の時でした)。『夜は短し歩けよ乙女』や『四畳半神話大系』などで有名な森見登美彦先生ですが、最近は大好きな腐れ大学生ではなく、『きつねのはなし』などの背筋がゾクリとするようなものを好むようになっています。怖いですね。人間の好みなどというものは数年で変わってしまうというのですな。戯論寂滅。
支離滅裂な文章に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。皆さま、現在地球沸騰中ですので、お体には十分お気を付けくださいませ。
いわ(語劇2年)
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