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【ガイブンキョウク】第95回 ホセ・レサマ=リマ『パラディーソ』読書会(23/2/16)

海外文学に特化した読書会、ガイブンキョウク。

2月の課題本は、

ホセ・レサマ=リマ『パラディーソ』

<課題本> ホセ・レサマ=リマ『パラディーソ』(旦敬介訳、国書刊行会)

<開催日時> 2023年2月16日(木)19:30~21:00

<開催地> 本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3丁目6-8 天神ミツヤマビル1B) ※オンライン(Zoom)での参加も可能です

<参加条件> 『パラディーソ』を読了してくること。

<参加費>  1000円

<参加申込み(会場参加/オンライン参加)>

『パラディーソ』(ホセ・レサマ=リマ、国書刊行会)

一家に君臨するホセ・エウヘニオ大佐と喘息持ちで鋭敏な感性を持つ長男ホセ・セミー、熱帯の光に満ち満ちた日々の中で、オラーヤ家とセミー家にもたらされる生のよろこびとふりかかるあまたの苦難、痛苦な愛と非業の死――典雅で混成的なクリオーリョ文化が濃密に漂う革命前のキューバ社会を舞台に、五世代にわたる一族の歴史を、豊穣な詩的イメージとことばの遊戯を駆使して陰影深く彩り豊かに描いた、20世紀の奇書にして伝説的巨篇。

【ホセ・レサマ=リマ】 1910年ハバナ生まれ。1936年にスペイン戦争を逃れてキューバを訪れたスペインの詩人フアン・ラモン・ヒメネスと出会い、詩人としての評価を得る。官吏として勤めながら、『ナルシスの死』『敵なる物音』などの詩集を発表する一方、『オリヘネス』誌などいくつもの文芸雑誌を刊行。1966年に代表作『パラディーソ』を刊行、ブルジョワ的な生活描写と性的な内容が問題視された一方、高い評価を得る。1976年8月9日ハバナにて死去。